10月劇場公開映画!注目の10作品(2024)
観る映画のチョイスがちょっぴりコア寄りになりつつある私が、10月に劇場公開される作品で注目しているものを、まるっと紹介します。頭に「★」がついているものは、とりわけ楽しみにしている作品です。
※参考リンク:昨年観た映画、今年観た映画
鑑賞するまで知識を極力入れないようにしているため、内容の紹介はほぼありません。公式サイト(もしくはWebメディアの記事)へのリンクと、テキトーなコメントだけ添えてあります。謙遜でなく本当にテキトーです。ご容赦ください。
もしよろしければ9月の記事もありますので、下記リンクからどうぞ。
【10月4日(金)公開】
■『花嫁はどこへ?』(キラン・ラオ監督)
[コメント]
知らないうちに「気になる作品リスト」に入れていました。昨年のトロント国際映画祭で拍手喝采だったそうなのでその時に評判を目にしたのかも。公式サイトでは「米レビューサイトRotten Tomatoesでも高評価!」と謳われていますね。縁があるということでしょう、観ます。
■『悪魔と夜ふかし』(コリン・ケアンズ監督&キャメロン・ケアンズ監督)
[コメント]
静岡の映画館、静岡シネ・ギャラリーさんの下記ツイートで存在を知り、興味を持ちました。
海外レビューサイトを調べたところメタスコアも72と上々。原題『Late Night With the Devil』から邦題を『悪魔と夜ふかし』としたセンスの良さにも惹かれました。レッツ悪魔と夜ふかし!
★『シビル・ウォー アメリカ最後の日』(アレックス・ガーランド監督)
[コメント]
観たい理由は複数! 「監督」「製作会社」「題材」の3点!
監督は、『エクス・マキナ』や『MEN 同じ顔の男たち』のアレックス・ガーランド。どの作品も尖っていてクセになるんですよね。そういえば見逃していた『アナイアレイション -全滅領域-』も観ておかないと。
メインの製作会社は、A24。小規模の傑作を多く手がけているイメージが強いですが、今回の作品規模はA24史上最大。事業戦略の方針を転換したという情報も目にしましたが、その一環なのでしょうか。とにかくどの程度のスケールでどのような感触の作品になるのか楽しみです。
題材は、近未来のアメリカで内戦が勃発したら、というifシチュエーション。現実ではつい先日トランプ氏の暗殺未遂事件がありましたが、場合によっては内戦が勃発していたかも、と囁かれていました。例によって映画の詳しい内容を知らないので現実とどこまでリンクするかは不明ですが、そのあたりも興味が尽きません。
【10月11日(金)公開】
■『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』(トッド・フィリップス監督)
[コメント]
純粋に面白かったと絶賛する者もあれば、現実社会への悪影響を懸念する者もあり、実際アメリカでは社会問題にも発展したあの問題作『ジョーカー』の続編がついに公開です。レディ・ガガがキャスティングされる意外性や、ミュージカル要素が含まれるという噂もあり、すでに話題性十分。早いところ観ておきたいですね〜。
■『二つの季節しかない村』(ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督)
[コメント]
主演のメルヴェ・ディズダルが2023年のカンヌ国際映画祭で最優秀女優賞を獲得。2024年の米アカデミー賞国際長編映画賞ではトルコの代表作品として選出。海外レビューサイトでも高スコア。あらすじを知らなくても観に行きたくなる箔が揃っています。上映時間198分? 全く問題ない。私はこの8月、340分の『夜の外側』と240分の『至福のレストラン』という二つの試練を乗り越えています。今までと同じ私と思ってもらっては困ります。望むところです。
■『2度目のはなればなれ』(オリバー・パーカー監督)
[コメント]
名優マイケル・ケインの引退作らしいのですよね。一方、グレンダ・ジャクソンも遺作かはわかりませんが、本作がイギリスで公開される前に逝去されたそうで……。観ておきます。
【10月18日(金)公開】
★『破墓/パミョ』(チャン・ジェヒョン監督)
[コメント]
もう私はおじさんなので、どうしても「きゃりー……」と言いたくて言いたくて仕方がないタイトルなのですが、韓国映画かつオカルト風味のようでどうしても『哭声 コクソン』を思い出してつい期待してしまいます。ベルリン国際映画祭に出品されたこともあり、海外レビューサイトでもすでにスコアが出てまして、なんだか良さそうなので期待度たかいです。私のなんだこれくしょん筆頭作品です。
■『ジョイランド わたしの願い』(サーイム・サーディク監督)
[コメント]
こちらも調べてみたところ海外レビューサイトMetacriticでメタスコア82とわかりチェック。米アカデミー賞国際長編のパキスタン代表に選出されたうえ、ショートリスト(ノミネートの一歩手前)に入っています。パキスタン映画に触れる機会ってあまりないですからね、触れましょう。
■『まる』(荻上直子監督)
[コメント]
荻上直子監督の作品は『彼らが本気で編むときは、』以降ではありますが必ず観るようにしているので今回も無条件でいざ劇場へ。日本映画の女性作家を取り上げた書籍「彼女たちのまなざし」に荻上監督の分析論評があるので、『まる』の鑑賞後に読み直すのもひとつの楽しみだったりします。
■『国境ナイトクルージング』(アンソニー・チェン監督)
[コメント]
今度は米アカデミー賞国際長編映画賞、シンガポールの代表。今月はさまざまな国の代表作品が観られて贅沢ですね。なるほどこれが国境ナイトクルージング。舞台は中国と北朝鮮の国境あたりで、シンガポールではないようですが、ここはもう乗り掛かった船、観に行きましょうか。
【様子見】
以下の作品は、公開後の評判をみながら、良さそうなら観に行きたいと考えています。
■10月4日(金)公開/『ハヌ・マン』(プラシャーント・ヴァルマ監督)
■10月4日(金)公開/『柔らかい殻 デジタルリマスター版』(フィリップ・リドリー監督)
■10月11日(金)公開/『若き見知らぬ者たち』(内山拓也監督)
■10月19日(土)公開/『グレース』(イリヤ・ポヴォロツキー監督)
以上です。10月も皆さんの映画ライフが素敵なものとなりますように。