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10月27日の詩
目が覚めて。
外はまだ、暗い夜。
すっかりわたしの目は覚めてしまった。
外の喧騒も、何も聞こえない。
私だけ。
何か、置いてけぼりの様な、
一人だけ違う空間にいるみたいだ。
夢の中なのか、現実なのか、
まだ寝ぼけていて、びっくりもしている。
外は濃い紫色。
一番星がまだ消えない頃。
微粒子達が錯乱している。
空気の中でぶつかってぶつかって出来ている紫。
太陽も出てないのに、紫が神々しくひかってる。
恐竜の時代からは、変わったのかな。
平安時代の貴族達は、どんな 句を作っただろう。
希望を孕んだ気品のある色。
あぁ、美しい。
きっと人は美しい景色を味わうために、目や鼻や耳や、体があるんだろう。
人間で良かった。
だって綺麗な景色に感動出来るから。
おはよう、世界。