アダムって、何。〜ハズビンホテル考察〜
アダム。
人類の起源、原罪の子、人類で初めて天国に到達した男。全てのチンコの始祖、チンコマスター。
まあそんなかんじである。
大天使としてハズビンホテルに登場した彼だがその態度は悪逆無道。
悪辣にもほどがあり、もう誰も彼もから純然たるヒール(悪役)として認知されている彼だが、自分はそんな彼がそこまで嫌いではない。
むしろまあまあ好きだ。
そんで、こんなツイートをした。
まあ、人間らしいな。
というのがアダムに対する自分の所感だ。
このツイートの反響はまあまああり、アダムの良さはそこだ!みたいな意見をもらったりした。
そんな彼についてちょっと更に深掘りしようかなと思う。
◆アダムという男
まあクソだよな。
嫌悪感を感じるのも無理は無い。
上記ツイートの通り暴力的で、利己的で、強欲で、差別的で、目上の人間に媚び諂い格下を見下す、更に言えばルシファーが用意した会合をテキトーにいなして問題を更に大きくしたのだから無責任、怠惰、もあるだろう。
いかがだろうか。
コレに当てはまらない人間っているのだろうか?
もしも当てはまらないと豪語できる人間がいるのなら、その罪は『傲慢』である。
君はスペルビアだね。
多分スペルビアもそのうちハズビンホテルに出てくる。
彼は全てのチンコの始祖で全てのチンコのはじまりでもあるが、同時に全ての罪の始祖であり、全ての罪のはじまりでもある。
全ての人間が持ち得る悪い部分を集約化し、更に露悪的に誇張したキングオブ人類の悪いところ、それがアダムと言える。
我々がアダムに対して嫌悪感を覚える時、彼に自身の悪い部分を投影しているのかもしれない。
これは自分がよく言うことだが
人間に善人、悪人は無い。
ただ人間に善悪はある。
自分にとって良い人間でも他の場所から、他の人間から見たら悪い人間として認知されている、というのはよくある話だ。その逆も然り。そしてそれはきっと私も同じ。貴方もだ。
人間は善悪と清濁を併せ持つもので、純然たる善人や悪人など存在しない。
だからこそ多くの出会いや経験を経て少しでも自分を善に傾けていかなければならないと思う。
そう。人生にはセルフ更生、セルフハズビンホテルが必要なのだ。
まあ話が逸れたな。
でも伝えたいのはそんな感じ。
みんなアダムだよ。
貴方の中にもアダムがいるよ。
そんなアダムを少しでも小さくできるように頑張ろう!!!!!
◆しかしながら
彼って本当にアダムなんだろうか?
というのもバリバリキリスト教圏のアニメがあんなに神の子アダムを露悪的なキャラにして大丈夫なんだろうか?
ポリコレとか、マイノリティとかそんなんじゃ済まないバッシングというか批判を個人ではなくかなり大きな団体から複数受けそうだがマジで大丈夫なんだろうか??
実はアダムじゃないとか…?
割と心配である。
◆まとめ
まあ全然まとめでもないが。
別に彼を擁護するつもりはないが、純然たるヒール、誰よりも人間らしい人間として彼も他のハズビンキャラと同じく魅力的なキャラクターであるのは間違いない。
なんだかんだ彼が第一話でチンコマスターという強大なインパクトをブチ撒けたことでハズビンホテルの日本での初動、話題性に貢献したのも少なからずある。
個人的には改心とかしてほしくないな〜とか思う。
実は愛妻家で妻イヴを堕としたから悪魔を憎み殺戮に明け暮れるとか、そういう実はイイ奴でした!みたいなのも無いと面白いなあと思う。
悪魔たちに負けた後、『クソっ!!!インポ共が!!次はもっと戦力を増やして皆殺しにしてやるからな!!!!!』とか負け惜しみを裏路地で吐いてるところをニフティに殺されて欲しい。
そんな彼の大活躍するであろう終盤の配信も近い。
彼がどんな終わりを迎えるのかニコニコしながら見守ろうではないか。
それでは次回も
地獄におこしやす!!グラシァス!!!!!
(全く流行らなかった。本当にキレそう。ちなみに京都は自転車を2分置いただけで撤去されるので自転車撤去業者をエクスターミネーターと呼んでいる。)