オフ会第三回目レポ part1『会長降臨』
2023年2月7日(火)。
札幌某所のレンタルスペースにて。
この日にあった夢のような出来事を、私は果たして冷静に綴ることができるのだろうか?
いや、出来ようはずがない…!!!(諦めが早い)
だってただでさえ楽しくてテンションが上がりっぱなしのオフ会なのだ。
そこに加え、なんとこの日は大きなイベントが2つも待っていたのだ…!!
今村先生のファンとして、こんなにも幸せな日が来るとは一体誰が想像できただろうか?
もはや記憶が飛び過ぎていて、語ることが出来ないかもしれないが…。
それでも、興奮して飛び散っていた欠片を拾い集めてどうにか文章にしていこう。
まずはオフ会第三回目を行った数日前に遡る。
1つ目の大きなイベント。
それはメンバーSさんの提案から始まった。
ファン倶楽部会長降臨
オフ会の日程調整や場所の予約も済んだ後、Sさんからご連絡を頂いた。
「ファンミーティングも控えているので、
オフ会の場で、会長さんにオンラインでご挨拶するのはどうでしょう?」
それを聞いてハッとした。
北海道支部結成時、事前に会長さんと連絡を取り、結成について快くご承諾頂いた。
だがその後北海道支部として、きちんとご挨拶をしていなかったのだ。
ファンミーティングでお会いできたとしても、おそらく会長さんとお話したい人は山のようにいるはずだ。
そんな中お時間を取って頂くのは難しいし、何しろ自分は絶対に緊張する!!←そこかい
そうであれば、メンバーも多く揃っている時にご挨拶させて頂くのが良いし、それが筋というものだ。
しかも今のご時世、遠く離れていてもお話が出来る術がある。
ならば早速会長へご相談だ!
ということで。
『まつり旅Final in 新庄』で会長さんとお会いしたSさんに、会長さんへの連絡や段取りをご調整頂き、オンラインでお話させて頂けることになったのだ!
今回のお話に快くご了承頂いた渡辺会長。
本当にありがとうございます!!
Zoomという普段慣れないツールに四苦八苦しながらも、Sさんが持参してくれたパソコンと、レンタルスペースにあるTVを繋いで画面もセッティング。
果たして約束の時間となり、会長さんが降臨された…!!
「うわぁぁぁぁああ!!!」
自然と沸き上がる歓声。
会長さんから頂いたFinalの赤い団扇を持ち、ぶんぶん振って喜びを露わにする北海道支部メンバー。
我らが会長が、ニコニコと笑っていらっしゃる。
なんたる僥倖か……!!
SNS上でお話をしたことはあったが、顔を合わせてのお話は今回が初めてである。
喜びと同時に、何よりもまず自分は緊張で身体が震えた。
なんてたって人見知りのコミュ症なのだ!!(謎の自慢)
初めにSさんがしっかりと今回のお礼を伝えてくれて、「じゃあまずはそれぞれの自己紹介を…」と完璧に段取りをしてくれたのだが…。
最初に振られた私の頭の中は真っ白ーーー
えっ…な、なんといえば……!?(大混乱)
私の語彙力と理性は完全に崩壊した。
とりあえず名前を伝えねばと必死に頭を回転させる。
「も、桃です……!」
だが言ったはいいが、次に続く言葉が思い浮かばない。
周りのメンバーは混乱している私に「ほら、他にも言うことあるでしょ」「桃さんの紹介してごらん」と優しいエールを送ってくれたが、自分はこれといった特徴も特筆すべき事も何もない。
自分は一体何者なんだ!?
と思わず悟りの道へ入っていきそうになったとき、ハッと閃いた。
そう、私に唯一誇れることがあるとしたらこれだけだ。
今村先生への愛。
それだけが自分の存在理由であり、会長へ伝えるべきことはこれしかない。
そう思いついて、パニックになりながらもかろうじて発することが出来た言葉があった。
「今村先生も、作品も本当に大好きで、あの…
今村先生の側室になりたいです!!」
何をほざいてるんだ私は…っ!!??
バカヤローーー!!!
即座に後悔してその場に崩れ落ちたが、周りが笑ってくれる中、会長さんも「そうですか」と優しく笑ってくれた。(号泣)
会長さん……仏様やん……っ!!
その後、Yさん、Aさん、YKさんと大人の女性としてしっかり自己紹介をされていくメンバー達。
あぁ…みんな、すごい……。
と、一人呆けている奴がレポを書いてどうするんだ?
という申し訳なさはあるが、致し方ない。
こんな文章でも読んで下さる皆様の懐の深さと優しさに、遠慮なく甘えさせて頂くことにする。←甘えんな
なんてたって、記憶が飛んですぐ感情迷子に陥るが、”愛”だけはある!!
そう、今村先生だって文章の上手い下手じゃない、勢いと熱量が大事だって仰っていたじゃないか!!(まぁ…デビュー作のお話だけどな!←開き直り)
…さて。
このようにすぐ脱線する癖もなんとかしたいところだが、話を戻そう。
会長さんに自己紹介をし、北海道支部としてご挨拶をさせて頂いた。
その後はご相談や会長さんと今村先生との出会いの話など、30分近くお話させて頂いただろうか。
既にご存知の方も多いと思うが、会長さんは『火喰鳥』を手にし、読んですぐに『羽州ぼろ鳶組』に惚れ、恋に落ちた。
読むきっかけは旗本が新庄だったことではあるが、今村先生が描く魅力的な登場人物、物語が持つ圧倒的な力。それに惹かれたのだ。
その後すぐに、「新庄ふるさと応援隊」に自ら応募された今村先生。
市役所に勤められていた会長さんは応募に気が付き、まさか作家さんご本人が!?と驚かれたという。
会長さんは今村先生とそうして邂逅し、後に新庄にて今村先生ご協力の元で「国元座談会」や「トークショー&サイン会」が開かれたり、「新庄まつり」に今村先生が来られるなど、深い縁を築いてこられた。
それも会長さんが率先して動き、働きかけてきたからこそ。
その素晴らしい行動力と功績について、私たちは尊敬しているとお伝えすると、会長さんは自分の力ではないとご謙遜された。
一人じゃなく、支えてくれた同じ想いを持つ仲間がいたからだ、と。
図書館の館長さんや司書の方々もその仲間の1人で、「女性の力は凄いなぁ」と会長さんはしみじみと仰られていた。
私たちはまだ発足したばかりで、人数も少ない。
だが会長さんが一人ではなかったように、私たちにも仲間がいる。
それが、どれだけ大きな支えになっていることか。
他にも新庄であった生け花バトルに今村先生が来られたお話や、新庄まつりの時のお話などもして下さったが、時間はあっという間に過ぎて行った。
だがまだまだ話し足りない。もっともっと今村先生のお話を、会長さんのお話を聴きたい。
今度は「会長さんをゲストに迎える会」として、改めて会長さんのお時間を頂き、お話をさせて頂く予定だ。
今回は緊張もあって舞い上がってしまったが、次回は事前に質問したいことなどもまとめておきたい。
誰よりも長く、傍で応援されてこられてきた会長さん。
実際にお話をさせて頂き、嬉しかったと同時にパワーも頂いた。
ただでさえ”熱い”北海道支部。
これからもより、燃えていこうと皆で誓い合った。
そして遠く離れていても、こうして今村先生のお陰で繋がれるご縁がある。
今村先生と出会わなければ、おそらく一生言葉を交わすことが出来なかった方だ。
そう考えると、奇跡のような出来事である。
改めて、今村先生の作品と出会えてよかった。
まつり旅に参加してよかった。
今村先生を好きになってよかった。
今村先生と出会ったから、今の私がいる。
そう、しみじみと思った時間であった。
Part2へ続く
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