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逆転人生

今日で、今年も終わる。
366+365=731
このエントリーを以て、
731日連続の投稿となる。
23時50分台に、ギリギリ駆け込みで
投稿したこともあったが、
何とか一日も欠けることなく
note毎日投稿の2年目を完遂できて、
少しホッとしている。

アウトプットをすると決めると、
インプット向けのアンテナの立ち方が
変わる。

これは、この2年で肌感覚として
味わってきた、間違いのない真理だと
断言できる。

ただひたすらインプットしても、
それをどう生かすのかという目的意識が
ない限り、大して身にはならない。

どんな形であれ、アウトプットをする
前提があってこそ、インプットの質が
格段に上がる。

そして、アウトプットのために不足する
ものは何か?という思考が働いて、
半自動的に足りないものを補ったり、
何らかの形で今あるものを変化、進化
させることへとつながっていく。

ここ1年程で、その存在を知り、本や
セミナーを通じて学びを深めつつある
「Effectuation(エフェクチュエーション)」
という名の起業理論がある。

手持ちの資源で、とにかくやってみる、
行動に移してみることが、起業を成功
させる上で大切
だと説く。
出来上がったセオリー、理屈を振り回した
ところで、上手く行くかは分からない。
そんな頭でっかちに警鐘を鳴らし、
まずは行動することから始めようと促す
考え方なのだ。

ただし、闇雲に行動すればよい、
というものではなく、
起業家がどんな意思を持って活動するか、
つまりここでも目的意識が大切なことは
忘れてはならない。

実際に起業をして、ジェットコースターの
ような乱高下を繰り返し、絶望を味わい
ながらもなんとか復活を遂げた「物語」を
読むと、エフェクチュエーション的な
考え方を実践する事例のオンパレード

この『逆転人生』には、
5人の「物語」が掲載されている。
私は、4人目の松井勇人さんと知り合いで
あるところから、この本を手に取ることに
相成った。

松井さんの、
「6年間引きこもり」
「11社転職して5社解雇」

という経歴も凄まじいが、
他の4人の方々もまた、
壮絶な半生を歩んでおられる。

こうした、生々しい「物語」というのは、
読む者をグイグイと引き込む力がある。
感情移入しやすい。
それが、凄まじく乱高下するものであれば
なおのこと、心も激しく揺さぶられ、
気付けば興奮のうちに読み終えていた、
そんなことも当然かもしれない。

5人に共通すること。
それは、タイトルの通り、
失敗もしたし試練も襲ってきたが、
それを乗り越えて「逆転」を果たした、
あるいは果たしつつあること。

それに加えて、
「目的」「ゴール」を決める
「行動」量を増やす
「ワクワク」する選択をする
「貢献」を考える
「強み」を活かす
点でも同じだ。

しかし、こうして要約してしまうと、
少々陳腐に聞こえる感がある。

私自身は、ここまで厳しい試練を
経験したことはない。
経験せずに済むのなら、その方が
幸せではないかとも思う。
それでも、彼らの「物語」を読むと、
こうした試練が自分には必要なのでは
ないか、そんな考えすら浮かんで来る。

彼らの人生は、正に
「人生万事塞翁が馬」
5人のノンフィクション人生小説に、
直に触れてみて欲しい。


己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。