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「なぜ?」を最低3回は繰り返す

「なぜなぜ5回」という言葉を
聞いたことのある人も多いでしょう。
トヨタが現場で使っていることで、
かなり有名な言葉になっています。

利益率や給料の高さ、
そしてとてつもない営業力の高さが
注目を浴びているキーエンスも、
同様に「なぜなぜ分析」を用いて
いるようです。

なぜ、「なぜ?」を5回繰り返す
必要があるのでしょうか?
上記の記事にもある通り、
5回繰り返すと問題の「根本原因」に
たどり着ける
から、というのが
一般的な認識だと思われます。

もちろん、5回繰り返せば必ず
「根本原因」を発見できるとは
限りません

あくまでも、その蓋然性が高い
というに過ぎないでしょう。

ただ、「根本原因」が見つかるに
至るまで、しつこく問い続ける
姿勢、執念、粘りが大切
であり、
そしてその実行が何より重要なの
だと思っています。

先日、とある業務を委託している
会社さんから報告を受けました。
その報告内容を聞いていて、
非常にガッカリする経験をしたの
ですが、これが正に「なぜ?」を
何度も繰り返すことの絶対的な欠如

感じ取ったからにほかなりません。

業務上追いかけている数字に関して、
目標としていた数字と、実際に結果と
して出た数字
とを並べると、
その差分、あるいは達成度合いの%が
一目瞭然
となります。

なぜ、目標に達しなかったのか、
それには様々な要因が考えられる
でしょう。
そこで、「なぜ?」と問いかけ、
仮説を立てては、その仮説が正しいか
どうかを確かめます

そこで導かれた仮の結論を受け、
更に「なぜ?」と問いかけて、
より根本的な原因へと少しずつ
近付いていく
わけですね。

このプロセスを、恐らくはたった1回、
薄くなぞっただけでそのまま報告

したようにしか見えなかったことが、
私がガッカリした原因だったのです。

今後お付き合いは続かなそうな会社
だったので、お説教する時間すら
もったいない
と思い、その報告の
セッションはそそくさと終わらせて
しまいました。

もし時間に余裕があったならば、
もっと「なぜ?」を何度も投げかけて、
深掘りしないと意味がない
よ!
と教育的指導をしてあげねば、
そんな気持ちに駆られたのが
正直なところです。

5回まで繰り返さずとも、
仮にそれが2回、3回であっても、
分析の質は随分と改善した

違いありません。

繰り返しの回数より何より、
これ以上「なぜ?」と問うことが
難しいと思えるまで、
脳に負荷をかける
ことが重要。

「なぜ?」に対する回答が本質的で、
的を射たもの
であればあるほど、
少ない繰り返しで済むでしょう。

そして、これは「慣れ」もあるので、
日頃から「なぜ?」と問うクセ付けを
徹底する
ことがこれまた重要。

「他山の石」
「人の振り見て我が振り直せ」
といった言葉が頭をよぎる
経験となったのでした。

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ahiraga
己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。