非常識なほどに高い目標を立てることについて
自分の実力が仮に「10」だとする。
これを「11」にしたり、「12」に
することであれば、普通に頑張る
ことで達成できる可能性が高い
だろう。
しかし、これが「20」だとどうか?
いや、「50」とか「100」にしようと
思ったらどうだろう?
「普通」の頑張りでは無理だろう。
そんなとき、つい簡単に諦めモードに
なってしまうのが「普通」。
そうではなくて、「なにくそ!」
「何としても!」と発奮モードになる
のが「成功」する人に多い思考パターン
だと思われる。
以前に紹介して、なぜか分からないが
普段よりもかなり多くの「スキ」を
いただいたこちらの記事で、
ユニクロの柳井正さんが出された
『経営者になるためのノート』を
紹介した。
時折、このノートをパラパラと読み返す。
割と冒頭に近い方に、目標を高く持つことの
意義が書かれている。
要は、「11」「12」を狙うんじゃなく、
「50」とか「100」を狙っていくんだ、
そうすることで創意工夫が生まれ、
イノベーションが生まれるんだ、
という主張である。
柳井さんは、このことを
『プロフェッショナルマネジャー』
という本で学んだと書かれている。
実にこの本は超ロングセラー。
私が買ったのは2004年とAmazonが教えて
くれたので、もう18年前。
その時点で既に柳井さんがまえがきを
書かれている。
バブル全盛の頃にご自身がこの本を紐解き、
バイブルだと感じて読み進めたという話が
紹介されていた。
この本のエッセンスとして、柳井さんが
ことさらに強調すること、それが
「終わりから始めよ!」
「まずはゴールを設定せよ!」
ということ。
そして、そのゴールを非常識なほどに
高く設定すること。
そうすることで、現状とのギャップが
明確になり、何をすべきかも明確に
なるというのである。
目標が高ければ高いほど、
実現のためにはイノベーティブな
ことを実行しなければならない。
それゆえ、当然ながら難しいし、
普通の人なら尻込みする。
それでも、目標達成の更に先に、
自分が望むビジョンなりパーパスが
確固としてあるなら、
その難しい目標を越えていくしかない。
前に進むしかない。
ワクワクするビジョンやパーパスを
テコにして、高い目標を掲げる。
そして、それを達成するために
創造力を解き放ち、イノベーションを
巻き起こす。
文字で書いたようにきれいに、
うまいこと現実が運ぶことは
稀かもしれない。
それでも、書かないよりはずっと
可能性や確率は高まるだろう。
絵空事で終わらぬように、
壁に当たったら見直して、
自分に勇気とやる気を復活させる。
そのために書き留めておくこととする。
己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。