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Zoom革命の次はMiro革命

コロナ禍になって、急速にZoomが世の中に
浸透したのはご存知の通り。
その2年以上も前に、田原真人さん
Zoomの時代が来ることを見越し、
『Zoom オンライン革命!』なる本を
上梓していた。

その田原さんが、ファシリテーター仲間の
玄道優子さんと共著で、『Miro革命』
上梓した。
正確には、クラウドファンディングが成立
し、そのリターンとして完成した本が既に
支援者に送られているが、正規の発売日は
8月16日
になる。

Miroとは一体何であろうか?

「クラウド上の多機能ホワイトボード」
というのが私の認識である。
みんなでワイワイ言いながら、
ボードに色々書き込みできるのだが、
クラウドにあるので、地理的あるいは
時間的な制約条件がほとんどない。

また、単に書き込みできるボードという
範疇を大幅に超えて、かなりの機能が
盛り込まれており、それが日々進化を
遂げている点は特筆すべきかもしれない。

私が最初にこのMiroを知ったのは、
確か2020年の7月頃。
アメリカで俄かに注目を浴びているらしい
との話を、仕事の関係筋から聞き及んだ。

Clubhouseにせよ何にせよ、とりあえず
流行っているアプリ類は黙って試して
みようと意識
しているので、
Miroについてもすぐに試してみた。

友人の企画で、みんなでMiroをいじって
みよう!というワークショップが8月に
あったので、それにも参加している。

しかしながら、上記記事にもある通り、
あまりに重くて遅いことにイライラ
させられ、ギブアップ。
ほとんど理解が進む間もなく、
自分の中でお蔵入り。

1年以上、頭の中からMiroは締め出されて
いたのだが、参加型社会を研究している
田原さんが、Miroに注目して色々と使い
こなし始めている様子を見かけるように
なった。

そして、気付いたら『Miro革命』を書く
ためにクラファンやります!

というお知らせが届いたのだ。
Zoomを当てた田原さんが言うのだから、
次にMiroが来るのは確実だろうと
腹落ちし、すぐさまクラファンにも
応募したという経緯である。

今回の『Miro革命』は、田原さんがここ
2年近くかけてMiroを使い倒しながら
様々な概念整理をした内容が反映されて
いる。
そして、共著者である玄道さんも、
同様にMiroを徹底的に使い倒しながら
ファシリテーションを実践してきて、
その経験を凝縮した形でまとめている。

この本に刺激されて、早速久しぶりに
Miroを開いてみた。
以前開いたときに比べ、動きがスムーズに
なった気がするし、インターフェイスも
改善されている様子。

そして何より驚いたのが、
ものすごい数のテンプレート。
これまでに実績のあるフレームワークが
網羅されていて、テンプレートを眺めて
いるだけで経営学の復習ができそう

くらいに充実しているのだ。

いくつか例を挙げると、
・ブレインストーミング
・SWOT分析
・ポーターの5フォース
・カスタマージャーニーマップ
・フィッシュボーンダイアグラム
・バランススコアカード
などなど。

Miroは、クラウド上の多機能ホワイトボード
だと書いたが、その本質は、多人数で行う
コミュニケーションの質を圧倒的に高める
にあると思っている。

「正解のない」混沌とした今の時代には、
「仮説>検証」サイクルを繰り返しながら
世の中に新しいフレームを生み出し、
そして柔軟にフレームを組み替え続ける

必要がある。
その環境を、Miroがもたらしてくれる。

今や、誰もが当たり前にZoomを使うように、
1、2年もすれば、誰もが当たり前にMiroを
使っている時代が来るのだろう。
乗り遅れないようにするために、
入門書として『Miro革命』に目を通しておく
ことをオススメしたい。


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ahiraga
己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。