毎日バットを振らないと、スピードも精度も落ちる
ホワイトカラーの仕事のうち、
大半の割合を占めるもの。
それは、「コミュニケーション」
ではなかろうか。
農業や漁業のような一次産業、
あるいは工場でのものづくりに
代表される二次産業では、
ひたすら手足、体を動かすことが
求められる。
これに対して、サービス産業では
「知識」「情報」を取り扱うのが
主となる。
それゆえ、お客様やサプライヤーと、
あるいは社内の上司、部下、同僚と、
コミュニケーションを取ることで
ものごとが進んでいくことが多い。
実はここ最近、引きこもりとまでは
言わないものの、仕事に絡む
コミュニケーションが極端に減って
いる状態が続いていた。
noteは毎日書き続けているし、
本やメルマガ、note含むブログ類を
読む方も毎日かなりの量になるので、
読み書きの方は何の問題もない。
しかし、聞いたり話したりする量が
減っていた。
しかも、割と極端に減っていた。
すると、自分で話しているときに、
どうも自分のコミュニケーション力が
落ちているのではないか?
そんな不安を、ここ最近で二度ほど
感じる機会に遭遇したのだ。
ホワイトカラーにとって、
コミュニケーション力は最大の武器
であり、最強の兵器である。
武士にとっての「刀」である。
常日頃から、手入れを行き届かせつつ、
華麗な太刀筋を維持できるように
稽古を怠ってはならない。
勿論、稽古を怠ったつもりはない。
ただ、自分の力が落ちたかもしれない
感触を得てしまったという結果が、
詰まるところ全てである。
怠ったのと同じなのである。
刀だと物騒なので、野球のバットに
置き換えよう。
毎日コツコツとヒットを打ち続けるには、
自身で納得のいくレベルの素振り等の
練習が不可欠だろう。
一日練習を怠れば、元のレベルに戻すのに
何日かはかかる。
それが一日なのか、三日なのか、あるいは
一週間なのかは、人によって違うだろうし、
同じ人でも状況によって違ってくるだろう。
いずれにしても、プロとして結果を出す
ためには、日々バットを振り続けることが
必要不可欠。
そうしないと、あっという間にスイングの
スピードは落ち、狙ったところを振り抜く
精度にも微妙なズレが生じて来る。
ちなみに、ただ闇雲にバットを振れば
いいということでもない。
いかに実践的に、実戦さながらに
振るかが重要である。
「これは練習」という意識では、
いくらバットを振ったところで、
意味のある練習とはならない。
「練習は本番のように、本番は練習のように」
とはよく聞く話だが、心からそう思う。
常に平常心を保ってこそ、安定した
結果を導き出すことができる。
平常心を携えながら挑む真剣勝負。
日々、絶え間なくこれに挑むことで、
自分の能力が磨かれていくことを
改めて意識しておかねばならない。