リアル店舗への集客に力を入れる
金曜日の日経MJに、
「ユニクロ、大型店に再び力」
との見出しで、福岡と前橋で
相次いで開業する大型店を
取り上げて、その戦略転換に
ついて紹介していた。
外出の機会が増えてきている
「ポストコロナ」の今こそが
攻め時なのだろう。
来店動機を喚起する仕組みを
色々と考えて大型店に取り入れ、
集客につなげる算段の様子。
「大型店」に分類されるのは、
約270店舗で、全体の3割ほどを
占めているそうだ。
その広さを活かして、
自社ブランディングを行う
スペースとして活用したり、
売上拡大のためのイベントを
行ったりできる。
今回の福岡と前橋の店舗では、
地域企業とのコラボレーションも
積極的に模索している様子。
地域限定品として、福岡のみやげ
ものとして有名な「めんべい」や、
ドレッシングの「ピエトロ」などと
タイアップして、ロゴをあしらった
Tシャツを限定品として販売して
いるそうだ。
店舗デザインを担当したのは、
クリエイティブディレクターの
佐藤可士和氏。
リアル店舗ならではの良さを
打ち出して、満足度を上げて
いくことが大切だ。
さもないと、わざわざ店舗に
足を運ぶ理由がない。
そこに何があれば、
わざわざ店舗に行くのか。
同じ金曜日に、仕事の合間を
縫って、某カフェを訪れた。
なぜなら、そこに会いたい人が
来ていると分かっていたから。
特別な人に会えるから。
推しの人がそこにいるから。
今だけしかないものがあるから。
面白そうなイベントがあるから。
友だちもそこに来るから。
そこでしか買えないものがあるから。
様々な理由が考えられるが、
そういったリアルならではの
付加価値を提供することで、
そしてそれを「仕組み」として
確立することで、店舗における
にぎわいが常時作れるようになる
のだろう。
なんだかんだで、やはり人は人と
集うのが好きだ。
未だにマスクをしている人も多い
のが、時折心配になるものの、
ポストコロナの流れは当面止まる
ことはないはず。
ユニクロに限らず、
リアル店舗を持つ様々な企業なり
ブランドなりが、
にぎわいを作るためにもっと色々と
知恵を絞って、
益々今の流れが加速することを
願うところである。