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プラズマイオンクラスターと帝国ホテル、どちらのブランド価値がより高いか

オフィスビルや高級マンション、
ホテルといった施設では、
エアコンが埋め込み型になっていて
換気口だけが見えている、という
ケースが多い。

しかし、空気清浄機が埋め込み型
なっているというのは少々珍しい
ように思われる。

エアコンに空気清浄機能が付いて
いるだけなのかもしれないが、
いずれにしてもエアコンに比べたら
ニーズはそこまで高くないだろう。

帝国ホテルの客室に、いつから付いたか
知らないのだが、写真にあるような
「プラズマイオンクラスター」
ロゴマークと共に、空気清浄機の
運転スイッチ
が付いている。

もちろんこれは、ご存知の通り
シャープが開発した技術の名前。
他社も類似技術で追随しているものの、
「元祖」としての立ち位置ゆえに
非常に強いブランド力を持っている。

サイトを覗いてみたら、
この技術を搭載した商品が、
なんと累計1億台を達成している
というから、恐れ入る。

それだけ実績を重ねて来て、
信頼度も高い技術であり、
ブランドであると言えるわけだが、
「帝国ホテル」というブランドと
比べたらどちらが強いのだろうか?

ということが気になった。

もちろん、直接比べることに
どれだけ意味があるのか?
という議論もあるだろう。

私が気になったのは、あえて
「プラズマイオンクラスター」の
ロゴをスイッチカバーに印刷し、
ブランド名をアピール
している
ところだ。

これは、ある意味「広告」として
捉えることも可能

帝国ホテルのような信頼度の高い、
宿泊する顧客のグレードも高い
場所においても、この商品が使われて
いるんですよ!というメッセージ

宿泊客に伝えることができるものと
して、解釈できるというわけ。

そうなると、帝国ホテルとしては
「広告してあげるので、
機器を無償で(あるいは割安で)
提供してくださいね」

という交渉が可能なのではないか?
そのように考えられなくもないと
思ったのだ。

これが、帝国ホテルではなく、
ごく普通のホテルとなると、
メーカー側が「広告」的な価値を
見い出す可能性は薄まる。

実際のところ、どのような交渉が
裏で行われているのか、あるいは
いないのか、知る由もない。

ただ、こうやってブランドのロゴを
掲出するからには、そこに何らかの
思惑
が働いているはずだし、
併せて金銭ないしはそれに準じた
価値の交換が行われている可能性

高い。

こんなことをいちいち気にする人は
あまりいないかもしれない。
マーケターの「職業病」的なところが
なきにしもあらず。

ただ、こういう小さなところから
思わぬ発見をするというのは、
人生を豊かにしてくれるし、
仕事の上で何かしら役立つことも
少なくない。

「好奇心」は歳と共に衰えがちだが、
いつも目一杯発動させていくことで、
仕事も人生も益々充実させていきたい

ところである。


己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。