雨雲レーダーの正体
いよいよ梅雨入りした。
毎週末走っている身としては、
予定が組みにくいのが痛い
ところ。
とはいえ、最近では天気予報の
「雨雲レーダー」が非常に高い
精度で雨が降るか否かを当てて
くれるので、天気予報アプリと
にらめっこしながら、雨の隙間
を縫って走ることが出来る。
今朝は、9時半か10時位までなら
雨に降られずに済みそうだと
雨雲レーダーの向こう数時間の
シミュレーションを確認した上
で7時半から走り始めた。
ところが、わずか3kmほど、
時間にして15分走った頃から
ザーザー降りの雨。
あくまで予測は予測、
起こった結果は自分で受け止める
外ない。
そんなことを思い、自分を励まし
ながら黙々と走った。
ふと、「レーダー」というのは
どういう意味なのだろう?
そもそも仕組みはどんなもの
だったろう?
疑問に思ったことは即調べる
ということで、帰宅後にGoogle
先生のお世話になる。
Radeという動詞があって、
それに er を付けるパターン、
e で終わる動詞だから r だけなの
かな、などと予測をしたところ、
全然見当はずれ。
そもそも、RaderではなくRadar
が正しいつづりであった。
デジタル大辞泉によると、
以下のような解説だ。
radio detecting and rangingの略
電波、特にマイクロ波を発射して目標物に当て、その反射波を受信して方向や位置を測定する装置。船舶・航空機の航法や気象観測などに用いる。電波探知機。
では、今日もお世話になった
「気象レーダー」は具体的には
どんな仕組みか?
ちゃんと気象庁のウェブサイトに
詳しい解説があった。
雨や雪の粒に向かって電波を
発射し、それが反射されて
戻ってくるのをキャッチする。
その反射の状況を解析すること
で、雨や雪までの距離、強さ
などを測定できるのだ。
理系的な知識にめっぽう弱い
自分だが、こうやって自分で
興味を持って調べたことで
あれば、すんなり頭に入って
くる、気がする・・気のせい
でないことを祈りたい。
普段のコミュニケーションで、
この気象レーダーのような
ことをみんなやっているよな、
そんなことに思い当たる。
電波を発射する代わりに、
みんな様々な言葉を発射して
いる。
その言葉の受け止め方は、
千差万別。
ポジティブな反応もあれば、
ネガティブな反応もある。
大きな反応が得られることも、
反応が得られないこともある。
即座に反応が返って来たり、
時間をおいてから反応がある
ことも。
返ってきた反応の+/-、
大小、強弱、多寡、遅速、
自分の経験からそういった
反応が何を意味するかを
解釈し、次の発射をどうする
かに生かしていく。
そう考えると、
「雨雲レーダー」
というのは、
「雨雲とのコミュニケーション」
をする装置であると言えそう
だ、そんなことに気が付いた
のである。