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進化心理学から考えるホモサピエンス

ゴールデンウィークの前半が
終わりましたね。
ゆっくりお休みできている方、
ガッツリ仕事をされている方、
お立場によって過ごし方も色々
異なると思いますが、
皆さん充実した時間を過ごして
いらっしゃることと思います。

私自身の今年のGWは、
カレンダー通りに出勤し、
お休みを頂くスケジュール。
なので、土日月と3連休を満喫し、
今日から3日間はしっかり働いて、
後半の4連休を迎える予定。

今回の3連休と4連休の計7日間、
友人が主宰する読書勉強会
朝の8時から10時まで開催されて
おり、前半3日間は全て出席する
ことができました。

今回、参加者みんなで読み込んで
いるのが、こちらの本です。

「進化心理学」という、
あまり聞き慣れない名前の分野に
なりますが、あの橘玲たちばなあきらさんが帯に
「進化心理学の最良の入門書」
との言葉を寄せていらっしゃり、
内容に対する期待も高まります。

3日間で72頁、概ね3分の1弱まで
読み進めることができました。
実際の内容を読み、「入門書」と
いう表現が確かに正しい
ように
感じているところ。

というのも、
序章、第1章、第2章
これら3つの章で、理論的な内容は
ほぼ終わってしまい、残りの
第3章から第9章まではほとんど
Q&Aに費やされている
からです。

初学者が疑問を感じやすい点を、
Q&Aの形式を取って、できるだけ
かみ砕いて説明しようという趣旨
だと思われますが、それだけ本質
部分がギュッと凝縮された状態で
第1章と第2章に提示されている

言って良いのでしょう。

本書が示す、「本質」部分とは
何でしょうか?

以下に、私なりに要約を試みて
みました。

人間の本性(ほんせい)を、従来の「標準社会科学モデル」すなわち人を動物とは異なる特別な種と決めつけ、環境がすべてを決めるとする考え方、で解釈するのはあまりに偏っている
人間もまた動物であり、あくまでも「生存と繁殖」=子孫を残すという究極の目的を達成するために行動するよう、遺伝子のプログラムが動いている。
人間の脳は、この1万年の間に大きくは変わっておらず、その前までの何百万年もの間に主に生存していたサバンナ等の環境で狩猟採集民として適応して来た状態が依然として幅を利かせている(サバンナ原則)。
人類の文化は、地域によって、あるいは人種によって、一見異なるように見えなくもないが、実際のところはただ一つしかない

ちょっと硬くなってしまったかも
しれませんね。

一時、一世を風靡した
『話を聞かない男、地図を読めない女』
が主張していることと、基本的には
被っているのではないかと思われます。

あまりにバッサリと、
人間の本性がいかに生存と繁殖に
支配されているか
を説明して
くれるので、読む人によっては
不快に思われるかもしれません。

しかし、長い時間軸を踏まえれば、
あくまでも人間というものは
そういう動物なのだ
、ということを
改めて肝に銘じておく必要がある、
そのことに気付かせてくれる
本なのです。


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ahiraga
己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。