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計画的偶発性理論
学生の頃の自分を思い起こすと、
どちらかというと地味で、冒険を
しないタイプだったように思う。
人当たりも決して激しくない、
むしろマイルドだと自覚しているし、
恐らく多くの友人がこの点については
同意してくれると思う。
だがしかし、社会人になって5回の
転職を経て6社目、しかも副業で
一応起業をしていると聞くと、
従来の「昭和」的価値観からすれば
どんなにぶっ飛んでいるんだろう?
という話になりかねない。
本人は至って普通で地味で大人しい
タイプにもかかわらず、である。
そんな、見た目とは異なる(?!)
キャリアを歩んできた私だが、
振り返ってみると、偶然に導かれて
その道を選んだ結果、今がある、
という思いを禁じ得ない。
昨日から今日にかけて、偶然にも
「キャリアの偶然=必然」的な話が
連続して耳に入ってくる機会があった
ので、ここで書いてみようと思い
たった。
キャリア・カウンセリングの世界で、
「偶然の出会い」「偶然の出来事」を
積極的かつ意識的にキャリア構築に
活かしていこう、という考え方がある。
それが、
"Planned Happenstance Theory"
「計画的偶発性理論」
と呼ばれるもの。
教育心理学者の、J・クランボルツ教授
によって提唱された理論である。
『その幸運は偶然ではないんです!』
は、もう15年前の著書になるが、
日本でもロングセラーとなっている。
(新刊がなくて高騰している模様・・・
中古だと表示より大分安いのだが・・・)
教授の調査によると、成功したビジネス
パーソンのうち、80%もの人が
「自分のキャリアは偶然によるところが
大きい」
と答えたとのこと。
そんな事実を受け、従来のキャリア論の
常識である「目標を設定する」ことを、
あくまでも「暫定的な目標」の設定に
とどめて、偶然次第で目標を柔軟に変えて
もOK!、いやむしろ偶然を上手く活用
すべき!と氏は説いている。
この「偶然を上手く活用」するための
条件が一つだけある。
それは、「行動を起こす」こと。
何も行動を起こさなければ、当然ながら
何も起きようがない。
反対に、何でもいい、とにかく行動を
起こしてみると、何かしら得られるもの
があったりする。
NIKEのキャンペーンではないが、
Just Do It
である。
言い訳不要。いいからやろうぜ。
とでも訳したら良いかもしれない。
計画しても、結局計画通りにいく
なんて幸運は、滅多に訪れない。
ならば、最初から「偶然」何かが
起こる、つまりはその時点で何が
起こるか分からないが何かは
起きるものだと予め心の準備を
しておく、組み込んでおく。
そんなことを勧めているのが
計画的偶発性理論だと考えて
もらえればよいだろう。
恥や外聞はとりあえず捨てて、
何かしら行動を起こさないこと
には、キャリアもへったくれも
ない。
とにかく、
自分を信じて動く、
一歩前に出る、
あがいてみる、
America first ならぬ Act first、
動くことで何らかの偶然が
生まれ、その偶然を捉えること
によって人生が、キャリアが、
良い方向へと積みあがっていく
のだ。
みんなが家におこもりして、
経済もすっかり停滞している
今日この頃。
ここぞとばかりに、何らかの
偶然が起きることを期待して
動きまくることができる人と、
何となく世の中の雰囲気に
流されて動きが鈍い人との差が
決定的に広がっていくはずだ。
前者になるために、ますます
動きを加速していこうと思う。
そして、思うだけで不十分な
ので、早速着手である。
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