鱧の季節
魚へんに豊と書いて、はも。
ありがたいことに、旬の
「はもしゃぶ」をいただいた。
大分は中津の鱧である。
高校生の頃に、修学旅行で中津に
行ったことがある。
福沢諭吉の生家を訪ね、水路を舟で
ゆっくり進みながら町の景観をみて、
お昼にひつまぶしを食べた。
そんな記憶しかなかったが、
今回いただいたはもしゃぶのセットの
中に書かれている能書きを読み、
改めて中津というのは観光資源が
結構豊富な場所なんだなぁと
知ることになった。
ひつまぶしはうなぎだが、
はもも有名ということで、
食、特に魚の楽しみがある。
今回のセットは、地元のスーパー
である細川というところの取り扱い。
グルメブログというコーナーを
覗いてみると、やはり魚の
ニュースが目立つ。
能書きには、「くろかんくん」
というキャラが印刷されていた。
察しのいい人はすぐに分かる
だろう。
そう、大河で岡田准一が演じた
黒田官兵衛のゆるキャラである。
中津には官兵衛が築城した
中津城があって、日本三大水城の
一つらしい。
水城というカテゴリー自体、
かなりレアだと思うので、
「三大○○」を名乗るのは比較的
簡単だと思われる。
この例のように、自ら
「三大○○」
の一つだと名乗りをあげるのは、
三番手が使うには絶好の手段。
何らかの分類で、一番手が圧倒的
だったり、ライバル同士の二社が
しのぎを削っているところに、
「うちも入れて三大〇〇!」
とプロデュースしてしまう。
実は四番手だったり、あるいは
誰が三番と名乗るにしても実力
が足りないような場合は、
もはや言ったもの勝ちである。
ちなみに、三大水城の他の二つは、
いずれも四国。
高松城と今治城であった。
城好きには有名な話なのかも
しれないが、私自身は初耳。
マメ知識として覚えておこう。
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