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ブランディングには広報・PRが効く
最近ブランディングについて
いくつか記事を書いたばかり
でしたが、今日も同じテーマで
若干角度の異なる記事を書いて
みようと思います。
こちらの記事では、
ブランディングを推進する上で
どのような投資配分をすべきか
という内容を書かせていただき
ました。
もちろんお金を沢山かけられる
ようであれば、ブランディングを
推進する上でより望ましい結果を
得やすくなるでしょう。
とはいえ、このご時世、
お金が潤沢にある会社ばかりでは
ありませんし、
お金さえあればどうにでもなる、
などというのもまた事実と異なる
上に、何だかつまらない気がする
のは私だけではないはずです。
タナベコンサルティングという
日本の老舗コンサルティング会社が、
昨年の10月頃に
「2024年度 ブランディングに関する
アンケート」
とやらを実施したとのことで、
その内容が『Advertimes』にて
紹介されていました。
アンケートの対象者は、
全国の企業経営者、役員、経営幹部、
経営企画部責任者、ブランディング・
マーケティング責任者や担当者など、
338人にのぼります。
共有されているアンケート結果の中で、
「効果があったブランディング施策は?」
という問いへの答えの中身が、
今日の記事タイトルにも関係してくる
最も興味深いポイントと言えましょう。
こちらの棒グラフの中で、
「ブランドの価値向上」という項目が
3つ目に出てきていますよね。
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7つほどある取り組み内容の中で、
「広報・PR活動」が最も高いスコアを
稼いでいるのが分かると思います。
広告よりも、イベント実施よりも、
自社のWebサイトよりも、
「広報・PR活動」が最も効果的であると
全国の経営者やマーケターが回答した
ことになるわけですね。
詰まるところ、
「ブランディング」というのは
消費者や社会(世間)からの
「信頼」や「評判」を高める
行為・行動です。
高い「信頼」や「評判」を得るには、
自分の口から「信頼してください!」
「皆さんからご好評いただいてます!」
と言うよりも、第三者の口から
「あそこは信頼が置ける」
「私はあれを高く評価している」
といった内容を聞くことの方が
効果的ではないでしょうか?
つまり、「信憑性」の問題なのです。
広報・PRの本質は、
ステークホルダーとしての社会や、
その代弁者としてのメディアと
上手に付き合うこと。
普段からマメに、密にお付き合いを
することで、信用・信頼を獲得し、
その信用・信頼をあちらこちらで
吹聴してもらえるように仕向ける
わけです。
地道で、遠回りだと感じることも
多い広報・PRですが、
ブランディングにとっては欠かす
ことのできない大切なパズルの
ピースであると言えるでしょう。
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