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Best Japan Brands 2024 発表

インターブランド社から、
毎年恒例のランキングが発表と
なりました。
昨年も同じ時期に、このnoteにて
ご紹介をさせてもらっています。

このランキングの素晴らしいところは、
1984年にブランド価値を金額換算する
独自の手法を開発
し、ISOから認定
受けた上で、毎年粛々と価値の高い
ブランドのランキングを発表し続けて
いる
ことです。


十年偉大なり、二十年畏るべし、三十年歴史なる

中国の格言

と言われますから、このランキングは
既に「歴史」となっているわけですね。

今年も1位になったのは、
日本が世界に誇るブランド、
「TOYOTA」でした。

これで16年連続となったようで、
一体どのブランドが最初にこの
牙城を崩すのか、興味津々ですね。

今回のランキングは「Japan」なので、
「⽇本の企業によって⽣み出された
コーポレートおよび事業ブランド」

という制約があります。

「Global」のランキングと比べると、
すぐに気付かされるのは、
「Japan」の場合はどうしても
メーカーに偏りがちだという点。

自動車メーカーのブランドは、
「Toyota」1位
「Honda」2位
「Nissan」5位
「Subaru」13位
「Suzuki」25位
「Mazda」41位
「Isuzu」55位
「Mitsubishi Motors」64位
という具合に、ほぼ全メーカーが
上位
に食い込んでいます。

エレクトロニクスメーカーも、
「Sony」3位
「Nintendo」6位
「Panasonic」7位
「Canon」9位
「Daikin」19位
「HITACHI」29位
「Fujitsu」34位
「FUJIFILM」36位
「OMRON」43位
「KEYENCE」50位
「OLYMPUS」52位
「Murata」57位
「NEC」60位
「Mitsubishi Electric」80位
「Casio」90位
という感じで、これまた非常に数が多い。
「Ricoh」や「Epson」「Brother」
「Nikon」など、近しい領域の企業ブランド
まで入れると、更に数が増えます。

これが「Global」になると、
頭文字を取って「GAFAM」と呼ばれる
「Google」
「Apple」
「Facebook」
「Amazon」
「Microsoft」

といった、サービス事業者の面々が
より幅を利かせているわけですね。

モノづくり中心のメーカーに比べ、
利益率も高いサービスモデルの
ブランドたち
は、その評価額も
日本発のブランドと比べて桁違い

だったりします。

また、「McDonald」「Starbucks」
のような小売や、カード会社のような
金融サービスブランドも、比較的
上位に食い込んでいるように見える
のも、違いと言えそうです。

日本発のサービスブランドも、
携帯電話のブランドや、
金融サービスのブランドを中心に、
それなりに上位に食い込んでいる
とは言えるでしょう。

しかし、国内需要を賄うことで
十分に儲かっている
ブランドたち
ばかりなので、世界と伍していくに
十分な実力のブランドが多いかと
言えば、それはなかなか厳しそうな
顔ぶれであるのは間違いありません。

良くも悪くも、日本の経済実態を
如実に表したランキングだと言える
のかもしれませんね。


己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。