見出し画像

Best Global Brands 2021

毎年この時期になると、
Interbrand社から恒例の発表がある。
「Best Global Brands」という、
ブランドが持つ価値を金額換算した
ランキングである。

発表されたBest 100の顔ぶれは、
昨年のそれと大きくは変わって
いないようだ。
AppleのNo.1の座は揺るいでおらず、
Top 10の顔ぶれは順位も含めて
昨年と全く同じ
であった。

1位 Apple
2位 Amazon
3位 Microsoft
4位 Google
5位 SAMSUNG
6位 Coca‐Cola
7位 TOYOTA
8位 Mercedes
9位 McDonald
10位 Disney

いわゆるGAFA、最近ではGAFAMと
呼ばれるようになったようだが、
その中でFacebookだけがTop10に
入っていない。
これは、Facebookの姉妹ブランド
とも言えるInstagramが別扱いに
なっているからとも言える。
両者の価値を合わせると、6位に
躍り出る計算だ。

つまり、SAMSUNGを除くと、
GAFAMがTop5を独占していると
いうことになる。
逆に言えば、SAMSUNG恐るべし、
ということだ。

SAMSUNGのGALAXYは、
日本ではiPhoneの強さに隠れがち
かもしれないが、世界的な視野
ではスマホの市場で20%を占める
No.1ブランド。

最近では、折り畳みスマホ
発売して世を騒がせている。

日本のメーカーは、自動車のトヨタ
とホンダがそれぞれ7位、25位と
健闘しているが、家電メーカーや
GAFAMの競合となると、41位に
ようやくSONYが出てくるレベル。

他の日本のブランドとしては、
59位に日産、70位に任天堂、
79位にCanon、88位にPanasonic
がTop100入りしている。
合計7ブランド、少々寂しい気が
するのは私だけだろうか。

ブランドの価値を測定する手法は、
このInterbrand社が最初に考案し、
ISOの基準にまでなっているとの
こと。
ブランドに関わるステークホルダー
(利害関係者)、つまりは顧客や
従業員や株主らに、どれだけ価値を
もたらしており、また将来もたらす
潜在的可能性があるかを数値換算

している。

乱暴に言い換えるなら、

どれだけ世の中に貢献しているか。
どれだけ世の中から愛されているか。
どれだけ「価値」を創出しているか。

そんな指標なのである。

それだけに、日本発のブランドが
もっと高く評価されて、Top 100に
グイグイ食い込んで来る、そんな
状況が待ち望まれる。

しばらくは、GAFAMの天下は揺る
がないだろう。
とはいえ、何しろVUCAの時代。
あっと驚くような新星ブランドが
登場する可能性は十分。
日本からそんなブランドが出て
くれたら喜ばしいことだ。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。