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京セラフィロソフィに学ぶ
かつては「門外不出」と言われた、
京セラ社内で故・稲盛和夫さんが
語り継いできた「フィロソフィ」が、
今では一般の書物として販売されて
います。
この本を使って行う読書勉強会に、
今週の月曜日から参加しました。
読書勉強会を仕事の中心に据えて
独立起業した、人生の先輩であり
友人でもある松木憲一さんが主宰の
「未来輪読クラブ」においては、
オンラインで集った参加者で
本を輪読し、そこから得た学び、
気付きを言語化したり、思い出した
ことを共有したりします。
同じ本の同じ箇所を読んでいるのに、
感じることは思いのほかバラバラで、
一人で読むよりも何倍も深く読み込む
ことが可能になる点が、とても魅力的
だと言えるでしょう。
今回は、初回ということで、主宰の
松木さんご自身が曰く「興奮気味」
だったらしく、新卒入社以来定年まで
40年程お勤めになった古巣・京セラに
まつわる興味深いエピソードを、
様々に披露してくれました。
その中でも特に私が驚いたのが、
稲盛さんの奥様に関するエピソード。
仕事のことを家庭で包み隠さずに話す
稲盛さんに、奥様も歯に衣着せぬ
物言いでズバズバ思ったことを指摘
していたそうです。
理系出身の稲盛さんは、
元々の真面目さと相まって、
当初はあまりスピーチが面白く
なかったらしく、奥さまが
「もっと本を読みなさい!」と
発破をかけたのだそう。
そこから、安岡正篤氏や中村天風氏と
いった稀代の思想家たちの本などを
読み解くようになり、情熱あふれる
「稲盛節」が徐々に形作られていった
ということのようです。
また、ある日、自宅から仕事に出る際、
奥様も買い物に出かけるタイミングが
かぶったので、社用車に一緒に乗って
いくか?と尋ねたところ、奥様からは
ピシャリ、「公私混同はなりませぬ」
とたしなめられたとか。
正に「内助の功」あっての京セラ、
稲盛さんであったのですね。
月曜日に読み始めて、進んだのはまだ
ごく僅かでしたが、稲盛さんの教えの
中でも一、二を争う重要な内容と言って
良いであろう「人生方程式」が、
早速出てきました。
人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
これです。
稲盛哲学がギュッと詰まったこの方程式。
考え方と熱意と能力の「かけ算」に
なっているところから、どれか一つが
ゼロになるだけで結果もゼロに終わる
ことが示唆されます。
また、考え方にはマイナスもあるため、
たとえ熱意も能力も極めて高かったと
しても、考え方がまずいという、ただ
その一点ですべてが台無し、
いやそれどころか、むしろ熱意と能力が
高い分、人生に巨大な足かせが生じ得る
のですね。
更に、「考え方×熱意×能力」は、
実はプライオリティの高い順番に
並んでいます。
考え方こそが最も大切であり、
これをマイナスにさせずプラスで維持
していくことが求められるのです。
次に来るのが熱意であり、
どんなに能力が高くても、
熱意のない者は去れ!という位の
気概が必要でしょう。
これから更に読み進めていくにつれ、
稲盛哲学をより深く、自らの血肉と
なるような読み込み方で、深めて
いきたいと思っています。
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