屋外広告ポスター9つの原則(後編)
昨日は、JCDecauxが公表した
成功する屋外広告ポスターの原則、
9つのうちの前半4つをご紹介しました。
消費者は、ポスター広告に
たったの2秒しか割いてくれず、
その2秒でいかに消費者の心を掴むかが
ポイントになってきます。
これら9つのうちの、
5個目から9個目を簡単にご紹介して
いきましょう。
5.Showcase faces.(顔を見せろ!)
人は、顔に注意を惹かれるものです。
顔を用いた広告の半数以上が、
+38%も追加的に視線を獲得した
との調査結果もありました。
この力をうまく活用し、顔のそばや、
顔から上下左右に視線を動かした先に、
ブランドロゴやキャッチコピーなどの
大事な要素を持ってくると良い旨、
彼らは説いています。
6.Expand product images.(商品を大きく見せろ!)
これも当たり前の話ですが、
売りたい商品をより大きく見せる
ようにすることは欠かせません。
そして、真ん中に一本の線を想定し、
その線上にクリエイティブの要素を
集めることで、ポスター全体に対する
注目度を上げることができます。
7.Shorten copy.(コピーは短く!)
これもまた、2秒しかチャンスがない
ことと関係しています。
とにかくコピーは短く、具体的には
10語以内で!と提唱しています。
英語で10単語なので、日本語の場合は
40文字前後に相当するでしょうか。
8.Shout your CTA.(CTA = Call To Action を叫べ!)
「CTA」というのは、通販でよく使われる
「Action(行動)を引き出す言葉やモノ」
という意味の専門用語です。
具体的なイメージとしては、
Webサイトやメルマガなどに表示される、
行動を促すための文言やバナー、ボタン
だと思ってください。
「資料請求はこちらから」
「今すぐ購入する」
といった文言は、見覚えがあるでしょう。
この「CTA」をシャウトせよ!
つまりはメチャクチャ目立たせよ!
ということですね。
実際のアクションを引き出すための
言葉ですから、大変重要なわけです。
「CTA」部分を大きくするだけで、
反応率がしっかり改善し、
視聴者の滞留時間も長くなることが
紹介されていました。
9.Sell, sell, sell.(売って、売って、売りまくれ!)
最後の9つ目は、平たく言ってしまえば
プッシュせよ!ということですね。
この点についての解説は、
公表された資料には見当たりません。
しかし、1から8までの原則を
フル活用することが、すなわち
「売って、売って、売りまくれ!」
ということにつながると言っても
良いでしょう。
9つの原則を公表した資料自体が、
それらの原則を体現するような
資料の作りになっており、
納得度が高かったことを最後に
申し添えておきます。