需要と供給のギャップを見つけることができれば、商売は簡単(なはず)
昨晩は、職場の新メンバーの歓迎会が
開かれた。
品川の駅近くにあるレストランで、
18時過ぎから4時間ほど滞在。
品川駅周辺は、通勤する人口が
かなり多いのに対して、
夜の飲食店の数が少ないらしい。
どこもいつも一杯であることが多い
との噂を、皆口々にしていた。
実際、昨晩のお店も、予約で席が
埋まっていた様子。
ひっきりなしにやって来る人を
次から次へと追い返していた様子を
見て、噂に信憑性が加わった。
コロナも一段落して、
オフィスに出勤する人の割合も増え、
飲み会の類も以前に近いレベルに
戻りつつある。
品川駅周辺は、そんなわけで、
旺盛な需要に対して供給が十分に
追い付いていないのだろう。
そんな状況で、供給体制をしっかり
つくることが出来れば、文字通り
「入れ食い」状態を実現することが
できるはず。
それをタイムリーに実現できるなら、
これほど美味しい商売はない。
ここで、お客様にどこまでの品質で
商品・サービスを提供できるかは、
その後のリピートに関わってくる。
お店に入る前は、品質が分からない
状態であっても、場所的に需給の
ギャップが激しければ、それなりに
お客様の入店が期待できるはずだ。
しかし、一旦入って後に、食べ物や
飲み物の質がひどいとか、サービス
レベルがなってないといったことが
露呈すると、リピート機会が確実に
失われる。
加えて、そこから口コミが瞬く間に
広がっていく。
悪い噂ほど早く広まるもので、
一部の情報弱者以外は誰も寄り付か
ない店へとなり果てるのだ。
まずは、需要の旺盛さが露わに
なっているところを素早く見つけ、
そこでいち早く供給体制を構築
できさえすれば、
商売のスタートとしては上出来。
そういった需給ギャップ、要は
チャンスをいち早く見つけるには、
常にアンテナをピンと感度良く
張っておくこと。
それに尽きるのだろう。
歓迎会でお邪魔したお店は、
メキシカンレストラン。
ワカモレやタコスといった、
いかにもな料理が美味しくて、
ついついお酒も進む。
テキーラをショットで飲むという
久々の体験もあって、楽しい
ひとときを過ごした。
ここで、ホール全体を仕切りつつ
我々のテーブルをケアしてくれて
いた店員さんが、非常に優秀だった
ことがとても有り難かった。
私が最初に頼んだハイボールを
「氷は少な目で」と頼んだのを
しっかり覚えていて、
二杯目に頼んだ違う種類のお酒も
「氷少な目にしておきますか?」と
いう気の遣いよう。
「是非お願いします♪」
とすかさず返し、心の中では
「ここはリピートあり!」
と評価が着実に高まった瞬間だった。
目の前のお客様に真剣に向き合って
くれる、そういう素敵な店員さんの
サービスが積み重なってこそ、
お客様商売というのは未来へと
命をつなぐことが出来るのだと
感じた次第。