追悼・鍵麻由さん
6月25日午前2時52分
かねてよりガン闘病中だった
友人の鍵麻由さんが
お亡くなりになりました。
ここに謹んでご冥福をお祈りします。
彼女と初めてお会いしたのは、
2019年に初めて「DAF」を
観覧したときでした。
心からの笑顔、満面の笑みを湛えて、
10分のスピーチが終わるときには
会場を笑顔の花で一杯にします!
冒頭にそんなコミットメントを宣言
するのがお約束のスタイル。
本当にひまわりのような笑顔で、
周囲の人を次々に笑顔に変えて行く
様子は、最初のときからとても強く
印象に残りました。
その後、DAFで毎回スピーチを
聞かせていただきましたが、
ことごとくブレのない、見事な
パフォーマンスを披露されたことは
ずっと忘れないでしょう。
アナウンサーかと思うような
声のハリ、通りのよさ、抑揚。
そして何より、つかえたり詰まったり
することが一切なく、聴く側が大変に
心地よく聴き続けられるところが、
彼女の素晴らしさを物語っていると
思います。
どれだけの努力、練習、準備を
すればあのようなパフォーマンスに
至るのか。
少なくとも言えるのは、生半可な
ことでは実現できないはずである、
ということ。
その後、私が出演側に回るように
なったタイミングで、闘病でお休み
に入ってしまった鍵さんでしたが、
私の4回目の出演(DAF30)の際に
見事復活、ありがたくも共演する
チャンスが巡って来たのでした。
更に、DAF32でも再度共演を果たす
ことができ、彼女の真摯な姿勢を
改めて間近に見ることで、大きな
学びと刺激をいただいたことが
思い出されます。
彼女のトレードマークは何?
と言われたら、きっと100人中
100人が「笑顔!」と答えるの
ではないかと思うほどに、
常に笑顔だった鍵さん。
周りにいるみんな次々と笑顔に
してしまうということは、
誤解を恐れずに言い換えれば、
「笑顔をマーケティングしていた」
と言えるかもしれません。
金銭的なやり取りはないにしても、
笑顔を交換する「市場」を
自然とつくり出していたからです。
相手がつい笑顔になってしまう
ような笑顔を見せることで、
笑顔の交換を生み出す
「笑顔マーケター」
誠に勝手ながら、そんな名前を
彼女への贈り名にさせて頂きたいと
思います。
そんな鍵さんだけに、
みんなにも笑顔で送って欲しいと
思っているでしょう。
私にできる精一杯の笑顔で、
来週の月曜に最後のお別れを
してこようと思っています。
まゆぽん、
本当にありがとうございました。