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野菜育ては自分育て

昨日の午前中に、小島おじま希世子さん
講演をされるということで申し込み
していた、相模女子大学主催による
「社会起業フォーラム」にオンライン
参加しました。

小島さんのプロフィールはこちらです。

慶應義塾大学を卒業後、有機野菜の卸売り会社勤務などを経て、産地直送通販サイト「えと菜園オンラインショップ(現在)」を立ち上げる。2009年に、神奈川県藤沢市で、体験/貸し農園「コトモファーム」を開設。加えて、生きづらさを抱えた人向けの「就農支援プログラム」を展開し、2013年にNPO法人農スクールとして法人化。横浜ビジネスグランプリ2011ソーシャル部門・最優秀賞。

彼女の運営している「コトモファーム」
お邪魔したのは今年の夏。
その時に、このnoteで記事に書きました
ので、宜しければ読んでみてください。

気さくで飾らない感じの小島さんが、
ご自身の事業内容の概要と、
その事業を始めるに至った経緯
1時間ほどプレゼンしてくれた後に、
30分ほどかけて質疑応答が行われ、
リアル、オンラインの参加者双方から
様々な質問が出ていました。

お話を伺った中で、個人的に最も
心に残ったのが、タイトルに入れた
「野菜育ては自分育て」であるという
趣旨の言葉です。

より正確には、

人は野菜を育てながら、実は自分自身を育てている

というような表現でした。

彼女は、自身が展開している農スクールを
通して、生きづらさを抱えた多くの就農
希望者と出会い、関わり合ってこられた

訳ですが、その長年の経験が凝縮された
ような重み
を感じたのです。

農業は、自然が相手であるが故に、
なかなか思うようにはいきません

そんなとき、どうやって問題に向き合い、
解決に向けた糸口をつかむのか

あきらめるという安易な選択肢に逃げず、
周囲の助けを借りながらも自分なりに
精一杯問題解決へと踏み出していくとき、
人は大きく成長する
ということでしょう。

このことは、勿論農業だけに限られた
ことではありません。
自然相手でなく、人間相手の仕事にも、
そういう側面は多分にある
と言えます。

パッと考えてみただけでも

上司は部下を育てながら、実は上司自身を育てている

講師は生徒を育てながら、実は講師自身を育てている

あたりは、かなり的を射た言葉になって
いるのではないでしょうか。

育てる対象、矢印が、自分ばかりに
向いてしまっているうちは、
あまり成長が覚束ない可能性が高く、
矢印が相手に向き、その相手の成長を
精一杯サポートしようという真摯さが
発揮されて、成長がグンと加速する

そんなことが言えるように思います。

そしてこれは、会社経営であったり
マーケティングにおいても通じる
メタファー
であると言っても、
間違いないのではないでしょうか。


己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。