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どうせならワクワクする方へ

昨晩は、大学教授の先輩から
「教え子の就職活動の相談に
 乗ってやって欲しい」
との依頼を受け、ZOOM経由で
バーチャルOB訪問を受けた。
マーケティングや転職に興味が
あるという。
マーケティングは分かるが、まだ
就職もしないうちからなぜ転職に
興味があるのか、そこのところは
よく分からなかったものの、まず
大切なのは自己分析だという話を
最後に念押しして終えた。

就職活動も、転職活動も、言い換え
れば「自分マーケティング」の場で
ある。
自分という「商品」を欲しいと思う
「お客様」=企業に、いかに買って
もらうか。
実際に買ってもらうだけではダメ
で、使ってもらって愛用してもらう
ことが重要。
愛用してもらうには、「商品」が
その力を存分に発揮して、お客様
を満足させることが必須となる。

何年も勤続する、できるということ
は、お客様たる企業が何度も何度も
商品たる「自分」をリピート購入
してくれた、そんな風に見立てる
ことが可能だ。
自分が力を発揮したからこそ、
お客様を満足させられたからこそ、
そこに居場所をキープできる。

そのキープの裏で、実はやりたく
ないこと、苦しいことを我慢に
我慢を重ね続けていたとしたら、
「自分」はきっと心が折れたり、
鬱になったり、逃げだしたり、
そんな展開になってしまう可能性
が高い。
逆に、ワクワクしながら、楽しみ
ながらであれば、
「自分」も「会社」も、双方が
ハッピーになるだろう。

土曜日に、スクールの仲間から、
単純ながら面白いフレームワークを
教えてもらった。
縦軸に「ワクワクするかしないか」
横軸に「できるかできないか」
を取り、4つの象限それぞれに
とにかく自由に記述をしてもらい、
自己開示をさせるというのだ。
上司と部下で1オン1をやる際に
使うと効果てきめん!だという。

良さそうだと思ったので、早速
パワーポイントでフォーマットを
簡単に作図しつつ、それを眺め
ながら、それぞれの象限にどんな
意味がありそうかを考察してみた。

ワクワク

左上は、ワクワクするけど能力
の点ではイマイチというところ。
これは「趣味」と言ってよいだろう。
「下手の横好き」と言ってもよい。

右上は、ワクワクしてなおかつ
能力も高いので、「プロ」の領域と
呼んでみた。
今の仕事が全部ここに入っていたら、
毎日楽しくて仕方ないだろう。
ドラッカーが生きていたら、
仕事はすべからくここに入るもの
のみに絞れ!
卓越した仕事をせよ!
と言われるに違いない。

左下は、ワクワクしないし能力も
ない、これはもう「排除」するより
ほかに選択肢がない。
ここに時間を使うのは、人生の無駄
遣いであり、社会的にも損失だ。

右下は、人並み以上に秀でている
にもかかわらず、ワクワクしない、
ということで「ルーティン」という
言葉がしっくりくる。

上司部下の1オン1にしても、
就職活動や転職活動の面接にしても、
「ワクワク」するか否かという縦軸と
「能力」や「強み」といった横軸を
お互いに確認し合い、当人が右上の
象限で活躍できそうか否かをすり
合わせる場として機能させることが
できるのが望ましい。
とても単純な考え方だが、この
「ワクワク」という要素はついつい
会社という組織では疎か、後回しに
されやすいもの。
自分のチームで上手く機能させる
ことができるか、まずはやってみる
ことにしようと思う。

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ahiraga
己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。