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「ポッキー&プリッツの日」の見事なPRマーケティング
今日は11月1日。
今年も残すところあと2か月だ。
1が3つきれいに並ぶ日だが、
今月はそれが4つも並ぶ日が
間もなくやって来る。
11月11日といえば、中国で光棍節と
呼ばれる「独身の日」というのが、
近年急速に脚光を浴びるようになった。
ECモールが激安セールを展開し、
1日あたりの売上記録を毎年のように
更新するからだ。
だが、やはりこの日は何といっても
「ポッキー&プリッツの日」。
毎年この日の前後に取り上げており、
世間でもニュースになるので
ご存知の方も多いだろう。
今年は(も)、グリコが特設サイトを
準備しており、11月11日当日に向けて
カウントダウンをしている。
サイトに沢山のバナーが貼られており、
それはそれは数多くのキャンペーンが
同時並行で走っているのが分かる。
特に、公式X(旧Twitter)を見ると、
コンビニやスーパーのチェーンごとに
個別のキャンペーンを走らせている
のが見て取れる状況で、圧巻としか
言いようがない。
当然、コンビニ大手三社は揃って参加、
セブン、ファミマ、ローソンで、
それぞれ1111名にプレゼントが当たる
キャンペーンを展開中だ。
今回、更に面白いと思ったのが、
企業アカウントに向けて
下記のようなコラボレーションの
呼びかけを行っているところ。
/
— Pocky Japan (@PockyJPN) October 11, 2023
🗣企業アカウントのみなさまへ
\
今年のポッキー&プリッツの日のテーマは
「ハイ!ポッキー」
ポッキーを渡すポーズで、
一緒に盛り上げていただけると嬉しいです😊
ハッシュタグは…#ポッキープリッツの日
or#ポッキーバトンチャレンジ です!
ご参加お待ちしております✨ pic.twitter.com/pYShtSElzu
投稿日が、丁度1ヶ月前の10月11日、
午前11時11分というところが、
これまたお茶目でニクい演出だ。
企業アカウントの運用を任されている
担当者たちにとっては、ポッキーと
プリッツというメガブランドの力を
借りて、自社の露出を増やせるかも
しれない、願ってもないチャンス。
グリコにとっても、自社の応援を得て
「ポッキー&プリッツの日」を
より一層盛り上げることができる
メリットがある。
お互いのWin-Winをうまいこと考えた、
非常に優れた企画であると感じた次第。
この企画を見ていて感じたことが
もう一つある。
それは、企画担当者のブランドに対する
「愛」や「童心」、または「一途さ」
とでも言おうか。
とにかく、好きなブランドで
世の中を目一杯盛り上げてしまおう!
そんな気持ちを感じるのである。
11月11日という、単に「1」が4つ
並んでいるというだけの日である。
そこに「意味」を創出し、
消費者の皆さんを広く巻き込んで、
一緒になって面白がる。
「売上を上げよう!」
「利益を出そう!」
よりも先に、
「お客様と楽しもう!」
「我々からふざけちゃおう!」
というノリと勢いが感じられて、
ポッキーとプリッツにこれまで以上に
愛着を感じさせる。
年々期待値が上がる中で、
必ず仕上げて来るグリコ。
これは見事なマーケティング、
見事なPRと言えるだろう。
以上、ここまでの文字数
1111文字きっかりでお届けしてみた。
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今回のような事例紹介を含め、
私のUdemyの講座では、
マーケティングの基礎的な考え方を
分かりやすくお伝えしている。
今月いっぱいクーポン価格で申し込み
可能なリンクをこちらに貼っておく。
ポッキーの施策を見て、
PRやマーケティングに興味を持った方、
そろそろマーケティングとやらを学んで
みようとお考えの方、
一度様子を覗いてみてほしい。
いいなと思ったら応援しよう!
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