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AIの時代に英語を学ぶ理由

アプリなどがかなり自然な翻訳をしてくれる時代に、英語を自分で理解したり話したりできるように学ぶ、私なりの理由が二つあります。

以前、「マイクロチップや意識の書き換えで、英語を使えるようになったら一番じゃないですか?」嬉しそうにおっしゃられるのを聞いて、何だか傷ついたことがあります。もちろん、英語を学ぶことを生業にしている自分の存在意義がなくなる悲しさもあるけれど、自分で仕組みや背景にある文化の違いに気づいたり、腑に落ちたりする「過程」や、英語を「きれい!」と思ったりすることをわたしは楽しんでいて、それを一緒にやる人がいるのが嬉しいのだな、と気づいた瞬間でもありました。

もうひとつ、最近気づいたのは、英語を自分の感覚器(耳や目など)を使って音を感じたり理解したり、自分の喉を使って声に出したりする悦び。自分の身体を通して感じること。無意識だったりすることも多いですが、それもわざわざ自分で学ぶ理由の一つかなと思いました。

人それぞれ「それは自分でやりたいとは思わない」「機械に任せてもいい」と思うことってあります。その一方で、それを自分で仕組みを理解して自分で作りたい、という人もいるわけで。だから、わたしは別に「翻訳はAIにやってもらえばいい」という人がいても全く構わなくて、「お味噌、スーパーでも買えるけど自分で作るのもいいですよね〜」というのに似ている気がしています。

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英語を学んできたり、教えてきた経験から、大事だな・心の真ん中においておくといいなと思ったことをまとめています📖

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