『カニバリズム』を理解して、日常に活かすには?
カニバってるって何?
マーケティングの仕事や、ビジネスをしていると、やたら「カニバリズム」とか「カニバリ」という話が出る。
おーい、AとBカニバッてんじゃんとか、カニバリを起こしてるから機会損失しているとかそんな感じだ。
さて、嫁ちゃんよ。
「カニバリズム」とは何かわかるかな?「そういえば晩御飯のおかずは何かな?
と同時に質問をして、あえてカニバリを演出してみる。
カニバリズムとは、「人間が人間の肉を食べる行動=共食い」がもともとの意味なんだけど、
そこから「複数の商品がお客さんを奪い合う状況」を指して使われるようになったんだ。
うまく理解すると、頑張りすぎても、報われない。そんな悲しい状態を防ぐことができるはずだ。
ということで、「カニバリズム」について解説しよう!
雅美と由恵の二人を考えてみる
①同時にモテすぎて、不幸になる雅美
「今日、Aくんから付き合おうって言われた。でも今Bくんと付き合い始めたばかりだ。皿にCくんとも何故かいい感じ。とはいえ、私の体は1つ、時間も24時間。私は罪な女。ただ1つだけ思う、これまで全く持てない時期があったのに、なぜ同時に来るの?バラけてくれたら、私の人生は常に薔薇色だったのに…」
②なにかと人間関係に恵まれる由恵
「Aくんと別れそうなときに、Bくんから付き合おうと言われた。あと、最近付き合うとかじゃないけど、Cさんというお父さんくらいのおじさんと仲良くなって、よく飲みに行っている。Dくんとは、バイト仲間だけど、趣味の映画についていろいろ語り合えるように仲良くなった。なんか、男性に恵まれているな私」
雅美は、まさに、同時に選べない苦しみに苦しんでいる典型的パターンだ。
一方で、由恵は同じように男性と同時に仲良くなっているが、なぜかうまくいっている。
この違いを生むのは、
「同時に選択肢を取れるかどうか」だ。
雅美は、全員が彼氏候補である。故に同時に付き合えないため、結局1人としか付き合えないが、由恵は、彼氏は一人、パトロンが一人、趣味友が1人という感じで、同時に並列できる。
これが大きな違いだ。
選べない選択肢が同時にくると、人は選べなくて、余計に苦しくなる。
そんなときは、「もしかして、これって少し役割を変えると、同時に選ぶことができないかな?」と発想を変えてみるといい。
お腹がいっぱいだとしても、「甘いものは別腹」と考えるような感覚だ。
また、旦那さんに優しくしようと思って、張り切ってご馳走を作るときも、カニバっていないか考えてみよう。
例えば、「ハンバーグと焼き肉とお刺身」を同時に出すようなことをしてないだろうか?
頑張って作っても、同時に全部美味しく食べるのは、難しいと思う。
そんなときは、基本に戻って、
主菜、副菜3品などと考えて、役割がちゃんと違うかどうかを見直してみるといいだろう。
嫁ちゃん。私は長澤まさみが大好きなのだが、嫁ちゃんも好きだ。いつもどっちのことを考えようか、脳内がカニバっている。幸せな男だろう?
今日の夫婦関係円満テクニック 「半分は冷凍しておけば、大丈夫♥」
旦那が「俺アホだ、美味しそうだから、サーロインステーキと、ヒレステーキを同時に買ってきてもうた…うおーん。なんでカニバッていることに気が付かなかったんだ…」と深刻な顔で相談をしてきたら
「そっか、仕方ないね。半分ずつ食べて、半分は冷凍しておけば、また今度も食べられるよ♥」と言ってあげよう、
旦那は、なるほど!と拳をポンッと手のひらで鳴らすだろう。
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