「クロスセル」を理解して、日常に活かすには？

はじめに

本投稿は、人間が大好きのマーケターの私が妻に日常でしている小話をnote化したものです。

人間関係にお悩みの方から、マーケティングでお困りのマーケターの方まで、日々を生きるヒントになればと思っています。

#主婦でもわかるをモットーにしていますので、厳密な学問やビジネス的な正確性はご容赦ください

クロスセルとは？

マーケティングの仕事や、ビジネスをしていると、やたら「クロスセル」という話が出る。
クロスセルで客単価を上げるんだ！とか、牛丼だけじゃ儲からんのだよ、味噌汁とサラダのクロスセルが肝なんだよとか、かそんな感じだ。

さて、嫁ちゃんよ。
「クロスセル」とは何かわかるかな？そしてさらに「アップセルと似ているけど、何が違うかわかるかな？」
今回いつもは1つの質問を、2つしちゃったあたりが、クロスセル感が出ているね。

クロスセルとは、牛丼と味噌汁・サラダの話がヒントにもなっちゃったけど
「ついでに、別のものを買ってもらう」ということだ。

よくあるのは、マクドナルドでハンバーガーを頼むと
「一緒にポテトはいかがですか？お飲み物はどうですか？」とか、頼んでもいないものを勧めてくるやつだ。

うまく理解すると、「ハンバーガーだけで結構！その手には乗らないぜ」と強い心で断れるメンタルと、バッグを買わせたついでに、化粧品も買ってもらえる確率を上げることもできる。と思う。

ということで、「クロスセル」について解説しよう！

クロスセルが成功する３パターン

クロスセルの主な成功パターンは以下の3つだ。

①物足りない感じがするとき・関連して一緒に使えそうなとき
★薬局に食器用洗剤を買いに行ったときあるある
「あれ、スポンジも安いじゃん、お、キッチンハイターも安いし、あっ、掃除するならそろそろきっちりやろっかな。大掃除のための強力な洗剤も買っとこう」

気がつくと、300円の予定の買い物が、5000円に！
レジで気がつく、「あれ、なんでこんなに高いんだろう。洗剤買いに来ただけなのに」

②1つ目の買い物が高いとき
★300万の新車買って調子こいちゃったアルアル
店員「お客様、オプションはいかがなさいますか？カーナビが20万、サンシェイドが5万、スピーカーを後ろにつけると、30万でございます。付けるなら最初の今しかできませんんが、いかがなさいますか？」
客「300万の車だし、50万くらいのオプションは普通だよね。つけちゃおう」

③1つ目の買い物が逆に安いとき
★特価品アルアル
チラシ「卵が12個パック5円、お一人様2つまで」
主婦「ウッヒョー、安い買っちゃおう。だいぶ得したわね。得したから、今日はおやつといいお肉買っちゃお。こんなに安いお店だから、きっとこれもお得に違いないわ。ふふ、いい買い物をしたわ。あたしってば天才」

思い当たる節はあっただろうか？
きっと、「グサッ」となにかが背中に刺さる音が3回は聞こえたはずだ。

この3つの条件のとき、「人間は極めて、頭が悪くなるんだ」
正直逃れるのはかなり難しいが、「あっ、これはあのときのパターン！」と思い出すことができれば、店員の魔のテクニックに惑わされず、卵を2つ背筋を伸ばして、レジで渡して、11円（消費税込み）を手渡して、ニコッと笑顔で帰ってこれるだろう。

おねだりにも使える

ちなみに、これは自分がおねだりするときにも使えるんだ。
例えば、旦那さんに、ボーナスで「コートを買ってもらうとする」と、そのときには、①②のコンビネーションを使おう。

「このマフラー、このコートとめっちゃ合う！コートが10万だけど、セットで買うと11万。めっちゃお得だし、ねえ、これ買ってもいい？」

さあ、声に出して練習してみよう！
「このマフラー、このコートとめっちゃ合う！コートが10万だけど、セットで買うと11万。めっちゃお得だし、ねえ、これ買ってもいい？」

旦那は、なんかよくわからんが、買ってもいいような気がしてきて、
普段ビールと発泡酒の差額100円を節約しているのも忘れて、1万円を余分に払ってくれるだろう。

嫁ちゃん。ちなみにテニスラケットが折れて、唯一の趣味のテニスができない危機的状況なんだ。クロスセルという卑しい魂胆は持ち出さないから、せめて中古でいいからラケットをどうか買わせてもらえないだろうか？

今日の夫婦関係円満テクニック　「せっかくだし、買っちゃおうよ♥」

旦那さんが誕生日にエステをプレゼントしてくれるとのこと。
当初は、お顔だけを想定していたが、どうにもマッサージも受けたくなってしまった。
そこで、こう言ってみよう
「ねえ、あなた、顔だけやるのってもったいない気がしてきた。だって、顔だけだと２万円なのに、マッサージをつけて、２.5万円よ。絶対マッサージつけたほうがお得。あなたもそう思うでしょ？」

旦那は、「お、おう。当然やな。マッサージもつけちゃお！」と笑顔で騙されてくれるでしょう。