【詩】逃げた今
私は逃げた。
逃げたけれど、覚悟はした。
何を言っても、
自分に甘い人間の戯言。
でも、その時の気持ちは本当で。
私は本当に切実だった。
私は嘘つきだ。
自分によく嘘をつく。
自分を誤魔化して思い込もうとする。
そっちの方が良いと思うから。
そっちの方が可哀想で
良い人でいられる。
醜い自分は見たくなかった。
私はそんなに酷い人じゃない。
私はそんなに駄目な人でもない。
私はそんなに馬鹿じゃない。
私はそんなにロクデナシじゃない。
私は迷惑をかける側じゃない。
私はあの人達とは違う。
違うと思いたかっただけで。
私はあの人達と同じだった。
あの人達以上に酷い人だった。
良い加減それを認める時なのだと思う。
現在地を冷静に客観的に見る時なのだと思う。
認めて笑いにするくらい行けたら
それは、受け入れたと言う事なのだと思う。
自分の醜い所は可愛いと思えない。
笑えない。
隠しておきたい。
多分、周りにはバレているのだろうけど。
性格の悪い自分を受け入れたい。
受け入れたいの。
2023.9.22
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