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ブラジル面白ニュース 布施直佐 月刊ピンドラーマ2022年4月号

#ブラジル面白ニュース
#月刊ピンドラーマ  2022年4月号 HPはこちら
#布施直佐 (ふせなおすけ) 文

☺ 御用だ!ワンちゃん

先月3日、パラナ州イタペルスー市の路上で軍警察が2人の男を地面に腹這いにさせ取り調べていたところ、通りがかった茶色の犬が容疑者たちの横に腹這いになり前足の先を曲げ、まるで自分も一緒に取り調べを受けているような仕草をした。その様子を面白がった警官が写真を撮りSNSに投稿したところ大反響を呼び、「今年の面白写真大賞はこれで決まったわ」とまで言う人もいた。

「あの犬は私たちの取り調べを楽しそうに遊んでいると思い、自分も仲間に入れてもらいたかったのでしょう。容疑者たちはあの犬を見たことがないと言っていました」と警官は語った。


☺ ○○したら1レアル

サンパウロ州グアルジャー市の交差点でピーナッツ菓子を売っている女性が変わった試みをして売り上げを伸ばしている。

グアルジャー在住のブルーナ・コヘイアさん(32歳)はコロナ禍が始まってから勤めていたカフェの職を失い、交差点で飴やガム、ピーナッツ菓子を売り始めた。路上販売の売り上げを伸ばすコツを教えているSNS等を参考にある方法を取り入れたところ、以前ならピーナッツ菓子100個を売り切るのに1時間半から3時間かかっていたのが、1時間もしないうちに完売できるようになった。その方法とは、「ピーナッツ菓子5レアル、笑顔をみせてくれた人は1レアルになります」と書いたボードを掲げたことである。

「お客さんたちはボードを見るとすぐに笑みを浮かべ、ボードの言葉が一日を楽しくしてくれるととても喜んでいます。売り上げを伸ばすだけでなく、人の笑顔を見るためにこの言葉を書きました。笑顔ほど人を幸福にしてくれるものはないですからね」


☺ 裸で自転車

先月12日夜、パウリスタ大通りに自転車愛好家たちが裸で集まり、自転車で安全に通行できる交通環境を求める“Pedalada Pelada(裸でペダル漕ぎ)”という抗議運動を行った。この運動は2008年から毎年行われ、裸で自転車に乗る参加者たちの姿は歩行者や運転者たちの注意をひき拍手で迎えられた。


布施直佐 (ふせなおすけ)
月刊ピンドラーマ編集長

月刊ピンドラーマ2022年4月号
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