良いところを見つけられる人生って、幸せだと思う。

就活をしていると、たまに面接で変な質問を
されることもある。
一言一句同じ、質問内容は思い出せないけど、
「犯罪者と知り合った場合、あなたは仲良くなれますか?」
みたいなことを、聞かれたことがある気がする。

その時私は確か、「私はいけないことはいけないと指摘をしつつ、どんな人に対しても、その人の良いところを見出せるので、仲良くなれると思います。」と答えた気がする。

犯罪者と仲良くなる気はしないけれど、
私はどんな人でも、良いところを見つけ出せる
と思っている。

きっと、人の嫌なところに目をつけるよりも、
嫌な人や苦手な人にも、良いところを見出す方が、人生は楽しくなると思うのだ。

この前の誕生日には、私は中高時代の友人から
手紙をもらった。
そこには、「最近は手紙を書いても誰も何も言ってくれなくなってきたのでこっぱずかしいことでも書いてやろうと思います。」から始まり、
「〇〇の褒め方が好きです。素直に自分が良い奴なのかも?と思えて〇〇に褒められると自分を好きになれます。」と書いてくれていた。
あとは、「〇〇の雰囲気が好きです。ふわふわとした和やかな空気があるのでこちらもにこにこします。」とも。

私はこの手紙が嬉しすぎて、すぐにLINEで伝えた。

いまも、このnoteを綴りながら、
あの手紙が本当に嬉しすぎて、なにかある度に思い出すんだってLINEをしたところだ。
この言葉が、私の自信にもなっている。
何度も、封筒から出して読み返している手紙だ。

この手紙をもらったとき、私がやってきたことが人に届いていることが、形として実感できて
本当に嬉しかった。

それに、数ヶ月前にはボランティアの支部で
個人LINEで良いところを伝え合う機会が
あったのだけれど、何人もの人に、
「〇〇とは普段から伝えあってるからなぁ」
と言われた。

私が何人もの人からこう言われるということは
きっと私から相手の良いところを普段から
伝えている、ってことだと気づいて、嬉しくなった。
私から、その連鎖を拡げていることも嬉しかった。

人の良いところをみつけて、
いいな、好きだな、すごいな、尊敬するな
と思って、そんな人に囲まれて過ごせることは
幸せなことだ。

これから社会人になったら、またいろいろな面で
良いところをたくさん見つけるようになるんだろうな。

〈938文字〉#あいうえおエッセイ 「い」

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