中高の友だちにあって、人間力が高まった話。
6月最後の週末に、4年ぶりに中高の友だちと会った。
私は中高一貫校に通っていて、そのお友だちとは一度も同じクラスになったことはないけれど、
中学一年生の頃から仲良くしていて、
毎日お昼ごはんを食べ、放課後も会って、休みの日も遊んでいた仲だ。
(たしか、私が幽霊部員のまま入部届を出さなかった、自然科学部の体験?見学?であったのが最初。特に共通の趣味もない。)
久しく連絡も取っていなかったけれど、急に会いたくなったから行って良い?とLINEがきて、はるばる神奈川から愛知まで来てくれた。
事前に、家に泊まってもいい?と聞かれ、
毎日、片付けなきゃ…と思いながら、
当日の朝に付け焼き刃で片付けをした。
それでも、普通の人からしたらゴミ屋敷だけど。
私は本当に怠惰な人間で、いまはフライパンもないし、皿も一つしかないし、コップは去年のサマパラのプラコップ2個。そんな人間だ。
はるばる来てくれた友だちには申し訳ないと思いながらもどこか甘えてしまっていて、一日目の夜に部屋に入った途端…
そこから、ゴミ部屋からの奇跡の脱却!合宿が始まった。
そのお友だちは、学生の頃から本当にお母さんみたいに世話を焼いてくれる友だちで、なんか…そういう歌詞の歌、あったよね。
でもその子が来てくれて、本当によかった泣
私の部屋は綺麗になり、それからずっと、断捨離と片付けにハマっている。
ちなみに、ちゃんと一応、愛知の観光もした。
といっても、友だちもノープランで来たので、集合前に名古屋駅の案内所で教えてもらったトヨタの博物館と、ノリタケの森に行って、
初めて愛知のひつまぶしと手羽先、スガキヤラーメン、あとは友だちが食べたがっていた味噌カツを食べ、2日目の朝は家の近くのケーキ屋さんでモーニングを食べた。
(ヘッダー画像は、その時に食べたひつまぶし。帰り際に、「またご縁がありますように」とトトロの判子が押された袋に入った5円玉までもらって、こんなすごい店初めて入った!って2人で感動してた。)
ケーキ屋さんは、まさかの家から歩いて5分。
しかも、800円くらいで、ショーケースの中のケーキと、バターが染み込んだ、くるみが練り込まれているパンと、ヨーグルトと、ソフトクリームと、ドリンクがついてくる。
それにその全てが美味しくて、ちゃんとしたソフトクリームの味!ちゃんとしたヨーグルトの味!って感じで、本当に何かを食べるたびに、感動していた。
自分ひとりでは、気づけなかったかも…。
こっからは、片付けの話。
私の部屋には収納グッズが無さすぎるのに、物が多すぎたので、2日目にいくつかホームセンターで買って、半分以上を8月の私の誕生日プレゼントとして、友だちが支払ってくれた。
おもしろかったのが、幼少期、親と一緒に部屋の片付けをしたときは、元の部屋の勝手をお互いが知っていたけれど、
自分以外の他人と一緒に片付けをすると、
こうやって分類したほうがいいんじゃないか、
こうやって収納したほうがいいんじゃないか、
とアドバイスをもらうたびに、
「いや、自分はこういう性格だから、こうのほうがいいんだ」と説明する必要がある。
たとえば、ストックを持ったり、見えない収納をすると、持っている物を把握できなくなって、使わなくなる。
自分にとっては、とにかく、目に見えることが大切。
ベッド下の収納もあんまり良くないし、洗面台下や、キッチンシンクの下や上の棚にも、物を入れたくない。
せっかく備え付けの棚があるのに、こんなの変だ、ほんとうにどうかしていると思っていたけど、最近、収納の調べ物をしていて、
「自分の効き脳は右右脳」だから、こういう収納が向いているという自己分析は、理にかなっているということを知って、自己肯定感があがった。
あとは、友だちから話を聞いて、もちろん「早起きは三文の徳」であることは知っていたけど、社会人になってから学生ぶりに、早起きして朝の時間を有効活用するようになった。
あと、PayPayを使うことも覚えた。
機械に疎そうなあの子がPayPayユーザーなことに驚いたけど、PayPayなら口座からその場で引かれるし、ポイントもつくし、お金を使いすぎるから、カードの利用限度を減らしていっている私にとっては、合ってるのかもしれない。
それに、今日からお弁当も作って持参することにした。
業務スーパーのものをチンして詰めただけだけど。
これから少しずつ、素材に調味料を混ぜるところから、自炊レベルもアップしていきたい。
友だちも、「人間らしい生活を送ってくれてるなら、名古屋に行ったかいがあるよ」と言ってくれている。
本当に良い友だち過ぎる。
これだけいっぱいしてもらったのだから、どうにかして、これを人生の転機にして、今後もこの生活が続くようにしなきゃ、と今は思えている。
し、きっとそうなっていく、気がしている。
〈1964文字〉
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