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【大量処分】英語の参考書や問題集を30冊手放して、1冊の本に絞ることにした
自分に失望しました。
英語の勉強が好き。…だと思っていたけど、どうやら僕は「英語教材を集めるのが好きなだけ」だったようです。
なぜなら、完遂していない(最後まで読み終わってない)英語教材=本が30冊以上も積読になっているから。
まったく手をつけてないというよりは、途中で飽きてしまって放置している感じです。
より厳密にそのときの心情を思い出してみると、
「この教材より、こっちの新しい教材のほうが英語力が伸びるのでは?」
と思ってしまう。
「今度こそ、この本を最後までやり切るぞ」と、あのとき誓ったはずなのに…。
書店に行くたびに新しい本を買ってしまう。Amazonを開くたびに、新作の英語本にときめいてしまう。
これを繰り返していたら、いつのまにか参考書や問題集が30冊以上も溜まっていたというオチです。
僕は過去に「英語学習に挫折して辞めるくらいなら、教材を何冊買ってでも勉強を続けたほうがいい」と思っていました。
英語学習は継続してなんぼなので、やめないで済むなら新しい教材を買ったほうがいいと思ったから。
でも、それを続けていたら、英語学習に挫折する以前に、自分自身に挫折しそうになっちゃいました。
「こんなにたくさん教材を持っているのに、それに見合った英語力が身についていない」
「1冊の本すら続けられない自分は、なんて意思が弱いんだろう」
「英語だけじゃなくて、自分って1つのことを継続できた経験ないよな…」
最初は「英語」というフィルターを通して自分を責めていたはずが、いつのまにか濾過なしで自分自身を攻撃するようになっていたのです。
これはマズいということで、溜まりに溜まった英語教材を大量処分して、1冊に絞って徹底的にやり込むことを決意しました。
(ちなみに、不要な本は段ボールに詰めて、買取王子というネット買取業者に出しました)
1冊の本をボロボロになるまで使う人に憧れる
使い込んでボロボロになった参考書や単語帳をSNSやYoutubeで見かけることがありますが、あれってすごい憧れませんか?それができる人って意志力が強いというか。
それに、1冊を何周も読んで復習するのって、勉強するうえで理にかなっているんですよね。
特に英語学習においては、同じ英文を何度も音読するのが効果的と言われています。
興味、関心、熱意がいろんな本にバラけてしまうと、効果も分散されてしまうイメージ。
だから、僕は「1冊に絞ろう。もう、次から次へと新しい教材を買うのはやめよう」と自分に誓いました。
とはいえ、1冊に絞るのはかんたんではありません。いくつかハードルがあります。
「目的」と「信頼」を併せ持つ、珠玉の1冊
最も頭を悩ませたのが「どの1冊に絞るか?」ということです。
そもそも、僕は英語の教材を買うときに、Amazonのレビュー、Xやインスタの口コミ、Youtubeなどで徹底的に調べて買うようにしています。
だから、手元にある教材はどれも捨てがたいものばかり。「アレもコレもやりたい」という教材で溢れているのです。
では、そんな教材群からどうやって1冊に絞るか?
僕は2つの軸で考えるようにしました。
英語を勉強する「目的」に合っているか?
この本をやり切りたいという「愛着」と「信頼感」はあるか?
1. 英語を勉強する「目的」に合っているか?
ほとんどの英語教材は「リスニング」や「英文法」など、目的に合わせてつくられています。
だから、1冊に絞る以上は「自分はこの分野を伸ばしたい」という目的に合っている必要があります。
1冊に絞るという作業は「なぜ英語を学ぶのか?」と問いかけることになるので、自分自身と向き合う良い機会でもあるんですね。
僕の場合、あまり英会話には興味がなく。1番伸ばしたいのは、リーディング(読む力)でした。
それがわかったら、あとは1冊に絞るだけ。幸いなことに、リーディングに関しては「絶対にこの1冊以外はありえない」と思えるくらい信頼のおける本と出会えました。
それがこの本です。
『基本文法から学ぶ英語リーディング教本』(通称、黄リー教)です。
この本、マジでむずかしいけど、本当におすすめ。
かれこれ50冊以上は英語の参考書を読んできたけど、これほど細かく英文法を解説している本は、他にないです。
余談ですが、「英語は4技能(リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング)を伸ばしたい」という人もいるかもしれません。
その場合は、『All IN ONE』などの全部入り教材を選ぶのがおすすめ。
2.この本をやり切りたいという「愛着」と「信頼感」はあるか?
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