【活動報告】#ピルコンルーム no.19「ユース×社会課題―ソーシャルアクションを考えるピルコンフェス2021―」
こんにちは!ピルコンのあみてぃーです♪
段々と冷たい風が吹いて、暖かさが恋しい季節になってきましたね🍁
皆様はいかがお過ごしでしょうか?
ピルコンでは、9月20日19時よりNO YOUTH NO JAPAN代表理事の能條桃子さんをゲストにお迎えして、 #ピルコンルーム no.19「ユース×社会課題―ソーシャルアクションを考えるピルコンフェス2021―」を開催しました!
当日は、なんと50名以上の方にご参加いただきました~!
今回は、その内容を簡単にご紹介します。
「社会変革を起こすアクション」について一緒に考えていきましょう🌼
✻社会変革を起こすアクションを考えるゲストトーク
今回のメインセッションでは、NO YOUTH NO JAPANの能條さんをゲストにお迎えして、「社会変革を起こすアクション」についてのゲストトークを行いました!
能條さんは、現在Instagramを活用し、若者に社会や政治への参加を呼びかける様々な活動をされています。
具体的には、グラフィックなどを通して「政治」という一見すると難しいテーマを分かりやすく解説したり、政治家を招いてインスタライブの企画をしたりしているそうです!
そんな能條さんが、NO YOUTH NO JAPANの活動紹介と共に、今回「社会変革を起こすアクション」について3つのポイントをお話してくださいました👀✨
「社会変革を起こしたい!」「活動を始めたいけれどどう行動すればいいのか分からない!」と思っている人にとって、これからの活動のヒントになるかもしれませんよ🌟
▻Point.1「ChangeではなくMake a Difference」
能條さんは、現在のような活動をされる以前に、「関心はあるけれど、私が一人で行動しても仕方ない…」という想いを抱えていたそうです。
しかし、この考えを大きく変え、アクションを起こすきっかけの一つになった印象的な出来事が学生時代にあったといいます。
学生時代に行った留学先のデンマークでは、若者たちが「Change」よりも「Make a Difference」と言う言葉を頻繁に使っており、「がらっと社会を変える/既存の社会をひっくり返す」のではなく、「付け足したり、減らしたり、方向性を変えたり…という積み重ねで社会は変わる」ということに気づかされたそうです。
「社会変革」という言葉を聞くと、どうしても「社会をがらっと変えるような大きな活動をしなければ!」と思い込んでしまい、そのような活動ができなければ社会は変えられないと考えてしまいがちです。
その結果、せっかく活動を始めたのにも関わらず、うまく身動きが取れなくなってしまうこともあるかもしれません。
これから社会活動を志す若者にとって、この「Make a Difference」という言葉は活動の支えになるかもしれませんね。
▻Point.2「『モヤモヤ』を具体的なコトに落とし込んで」
能條さんは、日常のモヤモヤや文句が活動への第一歩だと考えているそうです。
ですが、その一方で「思うだけでは、何も変わらない」といいます。
最も重要なことは、このモヤモヤを具体的な目標や仲間集め・戦略に落とし込むことであり、このステップを踏まないと活動を段々と続けていくのは苦しくなっていくと考えていらっしゃるそうです。
また、1日で解決できる課題・活動は、きっともうすでに他の誰かがやっているはず…だからこそ、「まだ問題にはあまりなっていないけれど、今後の課題になりうる事柄」に着目して、アクションを起こしてみることが大切!というアドバイスもしてくださいました🌱
▻Point.3「旗を掲げてみると意外と人は集まる!」
能條さんは、NO YOUTH NO JAPANでの経験を通して、活動を少しでも始めてみると、意外にも多くの人たちがサポートしてくれたり、協力してくれたりするということに気づかされたそうです。
また、少しずつ社会に向けて動き出すことが大切!とは言っても、キャンペーンを始めたり、団体を立ち上げたり…と、必ずしも全員がリーダーになる必要はない、と能條さんはいいます。
組織を支える色んな力で活動は行われている。だからこそ、まずは自分の役割を探すことから始めてみることが大切だそうです!
そして、「ひとりでできることは少ないけれど、全てのことはひとりから始まる」と活動を始めたいと思っている若者に向けて希望のメッセージも頂きました🔥
最後のQ&Aでは、「活動を始めることで批判されることが怖い」という意見に対して、能條さんは「批判してくる人にも発信が届いているんだ!」と捉えてみること、一気に発信をするのではなく「小出しに発信してみる」こと、発信活動を始める前に「すでに活動している人に相談してみる」ことなどもお話してくださいました!
➢NO YOUTH NO JAPANさんのInstagramはこちらからチェック!
✻ユース団体活動紹介
イベントの後半では、様々な課題に取り組む6つのユース団体にご自身の活動内容・活動目的などについてお話いただきました🌈
イベントでお話しいただいたユース団体さんについては、下記で紹介しているので、「ユース団体での活動に興味がある!」「自分のやりたい活動・目的に近いかも!」という団体さんがありましたら、この機会にぜひチェックしてみてくださいね💛
(▷団体名①活動目的/問題意識 ②活動内容 ③活動実績)
▷紡(tsumugi)さん
①社会問題について知り、考えて、行動する選択肢をより多くの人に知ってもらう。そして、それがはばかられない風潮をつくる。
②社会問題にまつわる記事や動画の作成/インスタライブの配信/取材活動など
詳しくは、こちらから!
▷Safe Campusさん
①啓発活動や関係者との協力、制度提案などにより大学内外における性暴力の撲滅を目指し、誰もが被害者にも加害者にもならず主体的に行動できる環境をつくることを目指す。
②学内での性暴力禁止の制度設計/「性的同意ハンドブック」などの性暴力に関する知識の啓発活動/第三者介入ワークショップや「アクティブバイスタンダーバッジ」の普及活動など
③「セクシュアルハラスメントを防止できるキャンパスを」と題し、署名活動を行う。その結果、関係者600人以上の賛同を集め、翌年には 300人規模の実態調査を実施。啓発活動では、「性的同意ハンドブック」を制作し、6000ダウンロード以上を達成!
詳しく知りたい方はこちらから!
▷Voice up Japan ICUさん
①ジェンダー・セクシュアリティー・人種・国籍・宗教関係なく、誰もが過ごしやすい安全なキャンパスをつくる。そして、その誰もが声を上げやすい社会をつくる。
②現代の社会問題・課題をICU生が中心となって伝えるイベントや勉強会の開催/安全かつ協力的な環境をつくったうえで声を上げ、意思表明をするようエンパワーメントする/署名活動やロビー活動、平和的デモなど
③学期ごとにイベントを開催。性的同意アンケートの実施。性的同意オリエンテーションを大学側に開催してもらうために現在活動中!
詳しく知りたい方はこちらから!
▷ReF(Rethink Fashion Waseda)さん
①「サステナブルファッションをライフスタイルに」をモットーにファッションを通じて、サステナビリティについて考え、行動する仲間を増やす。
②Instagramにおいて約2500名のフォロワーへ情報発信/勉強会などのコミュニティ作りなど
③Shibuya109のサステナビリティ推進プロジェクト。SHIBUYA109lab.EYEZに参画、WWDやマイナビなどの合同イベントにてアパレルブランドとの対談
詳しく知りたい方はこちらから!
▷できること会議さん
①「思いをカタチにする人を増やし、世界の明日を変える」というミッションを掲げ、オンラインイベントでの対話を通して「何かしたいけれど踏み出せない」という人が一歩踏み出せる社会の実現を目指す。
②さまざまな社会問題をテーマに「私たちにできること」を考えるオンラインイベントの開催/SNSでの情報発信
③これまでにオンラインイベントを30回以上開催。イベントには、中学生〜50代までの幅広い年齢の約550名が参加。できること会議の参加者から新たに多数のプロジェクトも誕生!
詳しく知りたい方はこちらから!
▷Poli Poli(ポリ ポリ)さん
①新しい政治の仕組みをつくりつづけることで、人々の幸せな暮らしに貢献する。
②政策プラットフォームの運営
詳しく知りたい方はこちらから!
😊ご協力いただいたユース団体の皆様ありがとうございました😊
―今回のイベントを通して―
「ひとりでできることは少ないけれど、全てのことはひとりから始まる」という能條さんの言葉がとても印象に残り、今後の活動への勇気と希望をもらうことができました。今後は、自分の想いや考えが浮かんだら、ずっと心の内に秘めるのではなく、思い切って旗を掲げる勇気を持ちたいと思いました!
また、今回のゲストトークを通じて、自分のやりたいことや活動のイメージを具体化し、深堀していくことで人とは違った取り組みができ、自分の活動を差別化できるのではないかと思いました。
🗣参加者の声
・この講座を通して初めて知ることはありましたか?
参加者の94%が「とてもそう思う」「そう思う」と回答してくれました!
・この講座はあなたの役に立つと思いましたか?
参加者の100%が「とてもそう思う」「そう思う」と回答してくれました!
皆さんからは、
🗣「社会の課題に対してただ批判するだけでなく、解決に向けて行動することが非常に大事だということを改めて感じた!」
🗣「社会変革はモヤモヤや文句を形にするところからという言葉が印象に残った」
🗣「自分と同じ大学生が社会問題に対して積極的に取り組まれている姿に刺激を受けた」
などの感想をいただきました😊
ご参加・ご協力いただいた皆様ありがとうございました~✨
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この記事を書いた人*ピルコンフェロー/広報インターン生 あみてぃー🌷
東京女子大学人文学科歴史文化専攻の3年生。パートナーシップコミュニティ「ふたりの教室」公式アンバサダー🎖「人生をデザインするため、性を学ぼう。」というピルコンのキャッチフレーズに惹かれ、メンバーになる。最近の関心事は、パートナーシップとフェムテック用品!