【パーキンソン病】ピラティスマシンによる肩甲骨のエクササイズ
こんにちは
nemoPilatesスタジオの益森寛美です。
パーキンソン病を始めとした神経難病の方のためのピラティススタジオを運営しています。
▼ご興味のある方はこちらのページをご覧ください♪
今日から8月ですね!
「暑くて家ではさぼってしまうので、いつもより来る回数を増やしたい!」
というお客様がいらっしゃいました。なるほど!暑いからスタジオに来ない、という選択ではなく来ていただけるのですね。ありがたいです^^
けど、熱中症には気を付けて下さいね。
8月初日は池袋スタジオからのスタートです。
nemoPilatesスタジオは週に1回、池袋にて開催しております。
池袋スタジオの特徴は何と言ってもピラティスマシンがあることです♪
ピラティスには、専用のマシンがあります。
最近は日本でも病院やクリニックに設置されている所がちらほら出てきました。
自分一人で行うには難しいエクササイズや動きも
マシンを利用すると、出来る事があります。
その為、マシンを利用した方がより柔軟性や、筋肉へのアプローチにもなり、体を整えることが出来ます。
そして、より正しく正確に体を動かす事ができるので、運動初心者の方、動きに制限がある方などにもおススメです。
今日はパーキンソン病の方(60代・女性)に肩甲骨のアプローチをさせて頂きました。
私生活での家事動作や、ピアノがご趣味の方なので、姿勢や動作をみさせて頂き、今回はこのエクササイズを選択しました。
見ずらいですが、バネでつるした棒を持ち
バネの動きを利用しながら、肩甲骨を外側に広げたり、内側に寄せたりといった運動をしています。
この運動、ただ肩甲骨だけを動かしているのではなく
握っている手首や腕の関節を整えながら動かしていきます。
実は、私たちの手首や腕は左右差があったり、歪みがある場合があります。それが、握力や、指の動きに影響することもあります。
また、肩甲骨を内側に寄せた際に
前鋸筋という脇の辺りに付いている筋肉を動かしています。
前鋸筋は、お腹のインナーマッスルと繋がっているので、この筋肉を意識しながら動かせるようになると、自然と、お腹にも力が入ります。
左右それぞれで行う事もします。
パーキンソン病の方は、発症側に特にお悩みがある方も多いので
発症側を重点的に意識をしながら動かしていく場合もあります。
今回は、ピラティスマシンを利用した肩甲骨の動きの紹介でしたが
同じように、背骨や股関節、膝、足首など
その方のお悩みや症状に合わせてレッスンを進めていきます。
ついでに、こんな論文を紹介します♪
この研究は、パーキンソン病患者における上肢の筋力と機能に対するピラティスマシンを利用した介入の短期的な効果を調査しています。15人のパーキンソン病患者が6週間のピラティスプログラムを実施し、上肢の筋力、微細運動調整、運動遅延および機能において有意な改善が見られたという研究です。
マシンピラティスやピラティスアプローチは、下半身だけでなく、上半身の動きのアプローチも沢山あり、一人一人に合わせたプログラムを行う事が可能です。
是非、一度、試してみて下さい♪
nemoPilatesスタジオ代表
益森寛美
神経難病を患う方の心と体を癒す専門家
nemoPilatesスタジオ代表
運動指導歴13年
神経内科病院やパーキンソン病専門のリハビリ施設にてリハビリ業務の経験あり
【資格】
理学療法士
ピラティスインストラクター
LSVT-BIG認定療法士
3学会合同呼吸療法認定士
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