姿勢や動きのチェックとして使われるロールダウンの紹介
こんにちは
nemoPilatesスタジオ代表の益森寛美です。
パーキンソン病を始めとした神経難病の方のためのピラティススタジオを運営しています。
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今回は、ピラティスレッスンで良く行われるロールダウンについて紹介します。
ピラティスレッスンでロールダウンをレッスンの一番最初に行う事は多いと思います。また、レッスンの最初と最後に行い、体の変化を感じてもらう一つ方法としても良く使われます。
指導者は、レッスンの最初にロールダウンを行う事で、お客様の本日のコンディションや、動きや姿勢の評価をしています。
だいたい、このロールダウンで本日のレッスンメニューが大体、決まります^^
ですが、パーキンソン病や神経難病の方を対象としている当スタジオでは、いきなりロールダウンは行いません。
人によっては、負荷の高い動きになるので、レッスンを重ねてから行うケースが多いです。
ロールダウンは、とても簡単に言うと前屈です。
立った状態(場合によっては座った状態)から、上半身を倒し、折りたたむような体勢になります。ロールダウンは、この立った状態から、前屈し、そしてまた立ち姿勢に戻るまでの動きの過程がポイントになります。
〔ロールダウンの動き〕
上体を曲げてゆっくり前屈していきます。
その際に、背骨を上からひとずつ倒すようなイメージで行います。
(頭が下がる→胸が丸まる→腰が丸まるといった具合)
また前屈から戻る際は、腰骨から背骨を下からひとつずつ積み上げるように上がり、立ち姿勢に戻ります。
やってみると意外と難しいロールダウン、一番頭を使う動きかもしれません。また、丁寧に行うと腹筋と背筋を使います。太もも裏の筋肉の柔軟性も必要になります。
指導者の視点としては、前屈までの過程をみさせて頂き、姿勢や動きのチェックを行います。
横だけでなく、後ろからもチェックします。
体が傾いている(側弯)場合、前屈した際に、体の中心軸がズレます。
また、ロールダウンを行う過程で、背骨のどの位置から、傾き(ねじれ)が生じているかが分かります。
こちらは、実際にレッスンを受けて下さっている、お客様(パーキンソン病)が初めてロールダウンを行った時のお写真です。全体的に体に力が入り、上半身が一枚板の様な形で前屈されていました。背骨の周りについている筋肉が硬いとロールダウンを行う際に、このような下がり方になります。
この様な状態ですと、日常生活でも、動きに制限がでやすく、体に負荷がかかりやすいです。場合によっては、痛みを伴うからもいらっしゃいます。
ですが、毎回のレッスンで背骨の動きを意識しながら行っていると・・・
少しずつ、背骨に丸みが出てきました^^♪ 体の力みも減ってきました。
変化が出てきた一番の要因は背骨の動きが頭にインプットされてきたことだと思っています。
勿論、筋肉の柔軟性や筋力もあると思いますが、一ヶ月での効果なので、一番は、背骨ってこんなに動くんだよ!、脳にインプットされた事が要因の一つだと思います。
体幹の動きが変わると、姿勢や歩き方にも変化が出てきます。
ロールダウンは、家でも気軽にできるのでおススメです♪
壁を背中につけて行うと、背骨の動きが分かりやすいです。
始めは、椅子などを身体の横に置き、手を添えてロールダウンを行いましょう。
是非、やってみてくださいね☆
〔宣伝〕YouTubeでライブ配信を行います☆
16日(金)10時からライブ配信を行います。
座ったままできるピラティスを行います~
興味のある方は是非、ご参加ください^^
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