お金を作れなければ、ぼくたちに未来はない
ここのところ、ずっとぼくが懸念していること。
ぼくはフリーランスのITエンジニア。「フリーランス」とは言っても、今はある会社に常駐させてもらっているだけの、いわば『会社員に毛が生えたような』働き方をしているので、ほぼ会社員みたいなもの。
では何が違うかと言われれば、いつでも失業するリスクを抱えているということ。
ただそんなことは覚悟の上でかれこれ10年以上にわたってこの働き方をしているので、今さらそれを悲観したりするようなことはない。
むしろフリーランスという立場で働けば働くほど、ぼくは会社員としてはやっていけない性格だなと思わされることがたくさんあった。
さっきも言ったようにぼくはある会社に常駐させてもらっているので、そこには当然、その会社の正社員さんもいるわけだ。
その正社員の方を見ていると、よくわからない配置転換だったり、これまたなんの意味があるのかよくわからない研修を強制的に受けていたりする。
あとは「1ヶ月の残業の計画を立てる」とか本当に何を言っているのか意味がわかんないんだけど、そういった理不尽を受け入れる自信がぼくはまったくないので、きっともう会社員としてはやっていけない体なんだろうなとあきらめているのがぼく、ぴこつです、どうぞよろしく。
そういう働き方に対しての考え方があるのはいいとしても、問題なのはお金の問題。これは生きていく上で切っても切り離せない大事なこと。
フリーランスで生きている以上は契約を切られればそこからの収入は一気に絶たれるという事実がある。プロスポーツ選手も一緒だよね。◯年契約でやっていたとしても、その契約が切れたタイミングで「今までありがとうございました」と言われてしまえばそこで契約終了。何も文句は言えない。会社員なら「不当解雇」みたいなことも存在するのかも知れないけれど、ぼくたちフリーランスは問答無用でさようならが普通。
そのリスクを背負っている分、会社員よりはお金をもらってはいるけれど、日本はなんだかんだで会社員は優遇されているので、国からの補償は手厚いし、失業したとしてもしばらくは食っていけるようなセーフティーネットだってある。
会社員をやっている間はそういう優遇されているということよりも、補償金が少ないとか、手当が出るまでの手続きがものすごくめんどくさいとか、不満の方に目がいってしまうんだけど、そういう些細な問題を除きさえすればありがたい制度なんだよね。
こんなことは認めたくないけど、失業手当を出すことだって、その失業手当を出してくれる手続きをする公務員の方にも給料を払わなければいけないので、ムダとわかっている仕事を与えて失業者の相手をさせる。
ハローワークでの手続きなんて、ほとんど同じセリフをみんなにリピート再生しているだけなので、あんなのペッパーくんでも全然対応できるはずなんだけどね。
あ、ペッパーくんの方が人間より給料高かった。うっかり。
それは冗談としても、固定端末を置いて音声流すか、なんならオンラインで自宅手続きをさせてしまえばハローワークに行列を作る必要だってないはずなんだよね。
でも日本ではそういったシステムになっているというだけだし、会社員ではないぼくはそこにはもうお世話になることもできないので関係ないんだけどね。
それよりも、ぼく自身が今後、今の仕事を失ったとしてお金を稼ぐことができるのかということの方が問題。
正直にいうと、今はあまり先のことを考えないようにしている。考える余裕もない。精神的にも。
これまで会社員も何回か経験して、ぼくには向いていないと悟ってからというもの、とにかく今の職場でぼくができることを精一杯やって、それで「お前にはもう用はない」と言われたら仕方がないと思って仕事をしている。
それよりも、今の仕事以外の方法でお金を稼ぐ手段を持っていないことの方が問題だ。
もっというと「お金を作る」方法を持っていないということが問題。
フリーランスとはいえ、ぼくはずっと「お金をもらう」立場でしか仕事をしてこなかった。それは自分の人生の時間を切り売りして生きているというわけ。
自分の時間を売っている以上、ぼくには最大で一日24時間分の稼ぎしか生まれない。そしてその時間単価が下がるほど、ぼく自身の生活が困窮していく。
ぼく自身に限らず、今は家族全員の生活に関わる問題だ。
ぼくのその問題を解決する術をぼくはまだ持っていない。これから生まれるという自信もまったくない。
じゃあ成人マンガ家の妻であるnikoさん(@nikonikopun17)や、中学1年の娘はどうだろう?
nikoさんは、マンガを描いているので自分でコンテンツ(資産)を産み出す力がある。コンテンツが売れさえすればお金になる。それはつまり「お金を作っている」ということもできる。原稿料に関しては「お金をもらっている」と言った方が正しいかもしれないね。
でも、作品が生まれればそれは印税という形でお金を生み出してくれるので、それを作っているnikoさんはやっぱり間接的にお金を作っていると言えると思う。
もっとも、たくさんのお客さんに受け入れらるような良い作品でなければそのお金を作ることもできない。当たり前だけどね。
nikoさんのようなコンテンツ制作というのは「価値を生み出している」と言ってもいいかも知れない。その価値がお客さんに受け入れられた時、ようやくそれでお金を作ることになる。
その価値を産み出す力というのは無限大。時間を切り売りしているだけのぼくとは違って、いくらでも伸びシロがある。
今は、その伸びシロを伸ばそうとしてがんばっている段階だね。
中学1年の娘はというと、休日は部屋に閉じこもってイラストの練習をしたりしている。もちろん一日中というわけじゃないけど、ただずっとyoutubeをひたすら眺めているだけの生活ではないので、時間の使い方としてはすごくいいなと思っていつも見ている。
娘はまだ練習している段階なので、価値を生み出しているわけではない。当然、お金を作り出しているわけでもない。
それでもそれができるような準備は着々と自分で進めていて、今はまだひたらすらに爪を研いでいる状態だ。
それと同時に、自分で高めたそのスキルや価値をどうやってお金に変えていくのか、それをぼくが一緒に勉強していくのがこれからの課題。
今の家計を支えているのは、ぼくの収入だ。だけどそれは時間の切り売りなのでそこには伸びシロはなくて、むしろ突然失う可能性の方が高い。
言い換えれば、ただの時間稼ぎ。
nikoさんの生み出す価値を高めることだったり、娘が価値を生み出せるようになるまではぼくが自分のできる精一杯で時間と、お金を稼ぐ。
と同時に、nikoさんと娘が将来的にお金を作れるようになるためのサポートをしていく。それがぼくたちの今の指針だな。
・・・っていう、自分の思考整理なのでした。
読んでくれたあなた。お付き合いありがとう!
じゃあ、またね。
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