「引き寄せの法則」は現実主義とのハイブリッドで実現せよ!
最近なにかと「引き寄せの法則」を口にするインフルエンサーが多くなった気がする。たいていの方々が言っていることはおなじ。
「引き寄せの法則なんてねーよ」
まあだいたいはそういうこと。言い方は違えど、みんなそんなことを言っている。
これはぼくの印象なんだけど、世の中の「インフルエンサー」と呼ばれる方のほとんどは頭の良い人で論理的思考ができて、数学も得意。物事を数字でとらえて統計を元に合理的な判断ができる人たちだ。
そんな人たちに言わせればそりゃ引き寄せの法則なんて非合理的で非論理的なことを信じるわけがないよね。というのがぼくの感想。
でね、お前はどうなんだ?ってことなんだけど…
ぼくはあると思っている。
実はぼくもこの「引き寄せの法則」の元となっている『ザ・シークレット』を数年前に読んだクチでして、当時は確かシステムエンジニアの仕事に限界を感じて失業していた時期だった。
その時は本当に何をやったらいいのかもわからず、だけどそれまでのように「苦手な仕事でお金を稼ぐ」ということをもうしたくなかったんだ。
そんな時にこの「引き寄せの法則」に出会ったものだから、それはそれは効いたよね。だってこのザ・シークレットには書いてある。
「自分で望んだものならなんでも手に入る」
嫌なことは何一つやりたくないと思っていたぼくは、ずっと思い続けたよ。
「お金に囚われることのない人生になる」
って。
結論から言えば、数年後の今の段階でそれはやってきてはいない。むしろ困窮への道まっただ中だ。
それでもぼくは信じてる。必ずぼくらにはその未来が来るってね。
話を少し戻すと、ぼくはエンジニアをやめて引き寄せの法則のままにお金に囚われない幸せな人生をただ願い続けていただけじゃなかった。
その時に始めたのがブログ。自分の何かを変えたくて、とにかく何かを始めなきゃと思って始めた。それは「お金に囚われない人生」を引き寄せると心に決めていたから。
ザ・シークレットに書かれている内容はもっとスピリチュアルなこと。宇宙からのメッセージを受け取るとか、もっと具体的な引き寄せるための方法があるんだけど、残念ながらぼくはその領域には到達できなかった。
現に、ぼくはまた懲りもせずエンジニアの仕事に戻ってお金を稼いでいる。
それでもぼくは当初に願った「お金に囚われない人生」をあきらめるつもりはない。
それは、
ぼくがその願いを捨てた時点で叶うわけがないものになってしまうから。
そう。ぼくの中で「引き寄せ」とは自分自身が引き寄せるもの。夢を完全な他人まかせにしない。
自分が本当にほしいものは何か?
自分が本当に求めていることは何か?
自分が本当に好きなものは何か?
こういうことを考えた時に、それを明確に夢だとか目標として生きるのと、なんとなく「なったらいいな」で過ごすのとでは意味も自分の行動も変わってくる。
前者は実現したいことが決まっているから、その夢を叶えるために何が必要かを考えて動くだろう。
後者はただ漠然と思っているだけなので、特にそれに向かって何をするでもなく夢が夢のままで終わって行く可能性が高いだろう。
つまり何が言いたいかというと、
「引き寄せの法則」に自分の夢や目標を丸投げしてはいけない
ということ。
ただこの法則にもあるんだけど、自分の夢や目標が「叶った前提で過ごせ」というのはいいなと思っていて、叶ったことをイメージしながら生活するというのは大事なことだ。
自分の頭でイメージできない夢や目標は、たぶん叶わない。
具体的にイメージできるものは、それが現実となるかもしれないことを示しているし、それを実現するために自然と自分が努力することにもつながる。
そういう感じで見ていくと、ザ・シークレットの後半部分である「宇宙との交信」や瞑想の話などは理解しにくいところはあると思うんだけど、思想としての「引き寄せの法則」というのは、ぼくはあながち間違ってはいないと思っている。
そしてそういうことを完全に「信じない」と思ってしまった時点で自分の可能性も閉ざしてしまうと思っている。
正直なところ、ぼく自身はどちらかというと「現実主義者」寄りなのでオーラとか神様とか宇宙とかのスピリチュアルなことに関してはほぼ関心がない。
だけど引き寄せの法則を知った時に、自分がこれまで
できっこない。
やったってムダ。
どうせ自分なんか。
って何かを始める前からあきらめていたことが、そんなことを思っていたからこれまでは何も変わらなかったんだと気づくきっかけになった。
それを昨今のインフルエンサーの言葉通りに
「引き寄せの法則なんてねーよ」
と思って夢や目標を捨ててしまうのは、あまりにもったいない話。
考えてみると、当のインフルエンサーの方達というのはみんないわゆる「成功者」と呼ばれるような人。
そんな成功者がこれまでに自分の夢や目標が「手に入らない」なんて疑っていただろうか?
ぼくはそうは思わない。
彼らだってきっと「必ず叶う」と信じ続けて、それに向かってやれることを一つずつやってきただけだ。その過程はきっとぼくらが考えているよりもずっと地味で、つまらないことの連続だったのかもしれない。
だけど、自分の未来を信じ続けたから今の立場に立っている。
その事実こそが「引き寄せの法則」の現実解だと思うんだ。
ぼくはこれからも信じ続ける。ぼくとぼくの家族が「お金に囚われない人生」は必ずやって来る。その夢を信じるからこそ、自分の可能性を信じるし、妻の可能性を信じるし、娘の可能性を信じる。
バカだと思われようが、おかしなヤツだと思われようが、そんなことはどうだっていい。叶えたい夢や目標が「引き寄せられる」と信じて生きていた方がきっと人生楽しいはずだからね。
じゃあ、またね。
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