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四月になれば彼女は

読んだ本の紹介です。

自転車修理が終わるまでの間、暇だったからふらっと行ってみた自転車屋の近くにあった蔦屋書店でこの本と出会いました。


第一印象は「表紙キレイ」「ウユニみたい」


1ページ目を読み、2ページ目へとめくった瞬間

「ウユニ」

の一言が。


その瞬間、何か不思議な気持ちになり

前職で記念に貰ったけど恥ずかしくて使えなかった図書カードを使って購入しました。


内容は以下の通り(Google Books参照)

4月、はじめて付き合った彼女から手紙が届いた。そのとき僕は結婚を決めていた。愛しているのかわからない人と―。天空の鏡・ウユニ塩湖で書かれたそれには、恋の瑞々しいはじまりとともに、二人が付き合っていた頃の記憶が綴られていた。ある事件をきっかけに別れてしまった彼女は、なぜ今になって手紙を書いてきたのか。時を同じくして、1年後に結婚をひかえている婚約者、彼女の妹、職場の同僚の恋模様にも、劇的な変化がおとずれる。愛している、愛されている。そのことを確認したいと切実に願う。けれどなぜ、恋も愛も、やがては過ぎ去っていってしまうのか―。失った恋に翻弄される、12カ月がはじまる。



写真、恋、結婚、愛、死

いろいろな世界観がリアルのようでリアルじゃないような、

そんな境界をさまよう様に表現されています。


この物語での写真とカメラの役目は、人生観と死生観と愛を表現する物

そんな風な儚い瞬間を作る、表現する物となっています。


ヒロイン(?)のハルの写真はどこか儚い

そんな描写がある


どんな写真なんだろうか。

期限切れのフィルムを使ったような、色のすごく抜けた写真なのか


どうやっても本は文字で表現されているものだから、真相はわからないけれども

本の中での写真の表現がすごく好きで

そんな写真がすごく好きです。


恋に悩んでいる

愛に悩んでいる

結婚に悩んでいる

人生に悩んでいる

そんな人に、自分の気持ちを整理するきっかけを与えてくれる本だと思います。



川村さん、すごい。

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