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クリエイティブ都市論 - 創造性は居心地のよい場所を求める
アメリカに住んで2年以上が経ち、日本とアメリカの居住地としてのメリット・デメリットを客観的に比較できるようになった。そして最近は、今後の人生における居住地について考えることが増えてきて、以下の本が興味深そうだったので読んでみた。
本書では、「誰と結婚するか」「何の仕事をするか」と同じくらい「どこに住むか」が重要であると述べられている。実際に居住地の選択は、収入、出会う人々、パートナー、子供や家族に与えられる選択肢など、人間の生き方のあらゆる側面に影響を与える。
自分の住むベイエリアは地理的に見るとかなり偏っている。スタートアップが多くイノベーションが次々に生まれており、VCが投下する資金額も突出している。また、優秀な起業家やテック系の人が世界中から集結しており、そのような人々に囲まれながら生活していることは間違いなく自分の考え方に影響を与えている。
このような環境に身を置くことが魅力的かどうかは個々の性格の違いに依存する。本書では、経験への開放性、誠実性、外向性、協調性、情緒不安定性の5つの因子によって、魅力を感じる居住地が異なるとされている。自分は経験への開放性が高い方だと思っているが、以下を見ると確かにそのような人々(Open to Experience People)は西海岸に集中しており、自分がベイエリアという地を魅力的だと感じているのも納得できる。
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また、魅力的な居住地は、ライフステージとともに変わっていく。自分の場合、現時点において重要なものが仕事なのであれば引き続きベイエリアが魅力的であるが、家族と一緒にいることが重要なのであれば日本が魅力的である。自分は特定の地に定住する予定は今のところないので、人生における優先順位を定期的に見直し、その時々で最適な場所に住み続けていきたい。
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