町田ゼルビアvs東京ヴェルディを観戦して#国立共闘
「J2同士の試合だし…空席が目立つんじゃない?」
5月頃、町田ゼルビアが国立開催を決定した際に私が思ったことだ。しかし、箱を開けてみると38,402人が来場する屈指の好ゲームになっていた。せっかくなので、記憶と記録に残すためにnoteというものに載せてみる。
かく言う私は、たまたま招待券が当選したので、実地調査も踏まえて足を運んでみた。到着したのは一般入場が始まった16時を回ったころ。席を確保し、周りを見渡すと意外にも埋まっていて驚いたのをよく覚えている。しかも、普段から足を運んでいる装いではない人たちが多かった。子連れの家族、若いカップル、久々の古株の方々、男同士、などなど…。皆、思い思いに試合開始を待っている。
「ゼルビア、よく集めたなぁ。」
なんて偉そうに思いながら観察を進める。そうして、暑さ対策のソルティライチを飲みながら試合開始を待つことに。
試合前、花火や炎といった派手な演出と共に選手紹介や入場などが巻き起こる。ここだけでも、気合の入った試合なのだ!というのを感じられた。ふらーっと見にきたこちらとしてもドキドキ、ワクワクが込み上げてくる。
試合は、前半にゼルビアが2点を奪い優勢で進んだ。と、思いきや後半にヴェルディが2点を奪うという拮抗した非常に面白い試合であった。(主審もコンタクトの許容範囲が広くて、激しいプレーも多く楽しかった◯)
「いやぁ、いい試合みた!おんもしろかった!」
隣で観ていた兄ちゃんのペアも興奮していた。帰り際に、「ファンになっちゃいそうだわw」とも言っていた。(楽しいだろう、Jリーグ。しめしめ。)ちなみに、ラスト10分くらいから席を立ち家路に付く人が必ずいるがなんとなく、少なかった様にも見える。ストーリー性のある素晴らしい試合に最後まで居たいという感情が出てくれたのだろうか?肌感覚なので当てにならないが。
とはいえ、ここまで多くの人が集まり、「22人が巻き起こすボール蹴り」(全然興味のない友人に言われて傷ついた言葉をあえて使おう。)に魅了されたのはなぜなのだろう?
① 1万人の無料招待の存在
第一は、これが大きいだろう。私もこれが理由である。いかに「1回来てもらうのか」を手っ取り早く解決できる。もちろん、諸刃の剣ではあるのかもしれないけど。とはいえ、1階席もほぼ満席の様に思えたので、大きな売上が上がったのではないだろうか?
②会場へのアクセス
東京都をテリトリーとする両チームのサポーターはもちろん。先にあげた、いわゆる「にわか」や他チームを応援する人々も来やすい立地であったことも大きく影響していそうだ。(ホントに行きやすい。改めてびっくり。笑)
③試合の時刻
昨日の試合は18時キックオフだった。サッカーは90分(+α)のスポーツ。ざっくり見積もれば、20時前後には終わりの予定になる。これが意外と大きいのではないだろうか?19時や19時半のキックオフとなるとどうしても終了時刻が21時を回ってしまう。これは特に子連れにとっては死活問題だと思う。小さいお子様となればなおさらだ。
④直前に起こった両チーム間での移籍問題
(あまり大きく触れない方がいいと思うので、軽く。)直前に起こったあの遺跡はある意味、両チームのボルテージをさらに引き上げたのではないだろうか?「負けてはならない。」と。
⑤両チームの順位
1位と2位の攻防戦って、ただそれだけで熱いですよね…?「え、面白そうじゃない?!」ってなった人が多いのではないだろうか?
「よし、行ってみよう!」となりそうなものを考えてみたが5つあった。(未熟が故に及んでないものまで考えるとまだまだありそう。)
試合内容に左右される。
ビッグネームがいるチームだ。
と、いうよりも今回の試合が成功したのはFC町田ゼルビアスタッフの方々がたくさんの準備と努力をし続けた賜物ではないだろうか?
私としては、とても楽しませてもらった。
文字通り、「最高の週末」となった。
スタジアムに足を運んだ人々も同じような感情を抱いた人が多いことを祈るばかりだ。普段足を運ばない人。なんなら、「22人が巻き起こすボール蹴り」としか思っていなかった人の心すらも動いているとより嬉しい。