![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/22246551/rectangle_large_type_2_d29287ebe210d2704b73fb4d7a5f054c.jpg?width=1200)
「聴いてくださる方の想いを預かって代弁する 音楽はそうでなくちゃいけない!」
今、お客さまはどんな気持ちなのだろう?どうしてわたしたちを聴いてくださるのだろう?
ということをステージ上ではよく考えて、言葉や、演奏の内容(テンポとか、ボリュームとか、アゴ―ギグとか…)を変化させています。ステージの上って自分の感覚がいつも以上に研ぎ澄まされるので、そういうお客さまの気持ちの波を痛いほどキャッチできます。
3月末のお花見ライブでは、やはり、ここに出てきてよかったのだろうか?という気持ちと、それでもライブって楽しい!という気持ちを直に受けて、受け止められる部分と、受け止めきれない部分があり、それに自分たちの気持ちも乗っかかって、ちょっとオーバーブロー気味のコンサートになってしまいました。
みんなどこか張りつめた中で、それでも安らぎを外へ求めている。その煮え切らない思いを全部受け止められるほどわたしたちはまだ大人になっていなかったのでは、と思います。
「共感」っていうのは、そうそう、それ言いたかってん、とか、それ思っててん、みたいな部分に生まれるものだと思います。
音楽への共感っていうのはずっとそういうものだし、わたしたちは言葉のないインストだから(あってもなんというか、自分が作ったものでないから意味をなさないもの!→歌詞というより、音楽の要素として)なおさら難しい。
(そういう表現が得意なのは、ピアソラなんだよなと思うのです)
自分たちはこの演奏が出来ない間に、色んなものをステージの上くらいキャッチしないといけない。今何が求められているか、この後収束して、何を求められるか。だからなるべくたくさんの言葉や思いを投げかけるようにしています。
◎有料メルマガ「クレモナ通信」の購読お申し込み(毎週月・木の2回配信)
第2号は明日4月6日配信です。14000字になりました。編集長としてどきどきしています。こんなに書いて大丈夫?
◎noteもしっかりと更新していきます。ぜひ。
◎11月14日の第8回定期公演のチケットは
ピアソラに向き合う時間が増えたけれど、ピアソラの音楽を今聞くと、気持ちの泥沼の中に沈み込みたくなる。案外泥の中ってあたたかいらしい…けど。
2020年4月4日日曜日
【『クレモナ』モダンタンゴ・ラボラトリ】バンドマスター
【ルークカフェ・ローストラボ・クレモナ】コーヒー主任焙煎士
ぴかりん @池田市満寿美町13-7「ルーク・カフェ」