「色んな考え方を取り入れるからバカな演奏になるんだよ 結局、聴いてくださる人を低く見ているだけでしかないよ!」
あなたたちのやる音楽は難しいから、歌謡曲とかやってよ、と活動したての頃はよく言われました。
監督には、絶対に手を出すなと言われ、悩みました。
歌謡曲を演奏することでもっとたくさんの人に聴いてもらえるのでは、ファンになってもらえるのではとも思いました。
その後色々なステージがあり、もちろんピアソラばかりできるわけではないので、ピアソラ以外の選曲は、『必ずピアソラにつながるもの、つながっているもの』を基準に考えています。ジャズをやったり、服部良一メロディをやったり、古典タンゴをやったり、洋楽をやったりとピアソラ以外の色々な作品に取り組みました。が、やはりピアソラに帰結します。
別にわたしたちが聴きなじみの良い曲ばかりをやる必要はないんやわと。やっぱりピアソラをやるときの方がより熱が入るし、理解も出来ている。
そんな安易な選択でお客さまに支持してもらえるわけがない、というのは他のどこにでもいるようなクラシックの演奏家、インディーズの人々を見ていればわかります。
絶対にするな、の理由がこの2年、トリオをやっていて理解しました。
それでもピアソラの生きた時代の音楽は素晴らしいものが多いので、たくさん勉強になります!
さて、クラシックの小さなステージでの「妥協した」選曲というのは、曲集が出来るくらい(なんな曲集になってる)数えられるほどしかありません。
どれもこれもおそらくなんとなく聴いたことあるものばかりだと思います。しかしだいたいは中身のないものだったり、大きな楽曲の一部でしかなかったりと、
クラシックのあたまのクの字にも及んでいないようなものばかりです。(あとはジブリか映画音楽(ムーンリバー、ニューシネマパラダイス)!)
残念ながらピアソラの「リベルタンゴ」も同じ枠。いやいや、全然ピアソラらしくないですから!
しかしそれを、「わたしはすごいクラシック音楽の演奏家です」とばかりに、演奏する若い人が多すぎて、呆れます。
何の気もひけてないから…!と思うわけです。それじゃ一生BGMです。
そんなことで、この4月19日のつつましやかなコンサートシリーズは『クラシック迷曲集』と題して、そんな曲たちを料理し、お皿に盛りつけて、新しい視点からの演奏をしたいと思っています。目指せ、Swingle singers!ということで、19時から、スイーツセット(中身未定)つき2500円で開催します。
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第2号は4月6日配信です。わたしがファゴットについてお話しするコーナーも設けました。ファゴットって英語圏で言うのはかなりハードルの高い言葉なんですよ。
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今日からガーデニング始めました。
◎11月14日の第8回定期公演のチケットは
ピアノの発表会も延期。仕方ないよね。
うちのピアノっ子たちみんな頑張ろうね。
2020年4月3日土曜日
【『クレモナ』モダンタンゴ・ラボラトリ】バンドマスター
【ルークカフェ・ローストラボ・クレモナ】コーヒー主任焙煎士
ぴかりん @池田市満寿美町13-7「ルーク・カフェ」