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【第7話】43㎏だった私が80㎏まで太って20㎏痩せた話

前回までの記事は下記マガジンにまとめておりますのでよかったらご覧ください。

いつの間にか太っちゃってどうしたらよいかわからない、なぜ痩せないのかわからないという方に是非読んでいただきたいです。


ホットヨガに出会って変わった心と体

ホットヨガに出会い、体も変わりましたが心も変わりました。

心が変わったことによって「痩せない」ことに対する焦りが薄くなりました。

ホットヨガに出会い、1年半で11㎏痩せました。

ホットヨガに通うルール

  • 通うペース:休みの日は生理3日目まででなければ2時間予約

  • ルール:体調が悪い、用事がある日は迷わずキャンセル

この2つを徹底しました。

2時間のほうが代謝が上がった状態で受けれる2時間目の効果が高いので、予約する時は必ず2枠=2時間予約。

体調が悪い日や用事がある日は「迷わず」キャンセル。

「迷わず」がポイントです。

迷うのは良くないです。

「いけるかな、いけないかな、またいけなかった」

こんなふうに迷うと、「いけなかった」という罪悪感・挫折感が募り、通うことが面倒になってしまいます。

「またこのダイエットもダメだったという」結論にたどり着く原因になってしまうと考えたのです。

呼吸により変化した「からだ」

先生の的確なアドバイスにより、やはり私は運動の基礎が何もわかっていないと確信しました。

まず、運動には呼吸が大切だということを実感できいませんでした。

YouTubeのストレッチやダイエット動画でもよく「大きく息を吸って伸ばす」「呼吸は止めないで」と呼び掛けていますが、何のために呼吸を止めないのか、どうして息を吸って伸ばすのか?

全くわかっていませんでした。

なので、運動初心者にありがちな、伸ばすことに精一杯になり呼吸がいつの間にか止まっている状態になっていました。

しかし、ポーズをとっている最中にに先生が「鼻から大きく息を吸って」「呼吸していますか?」とこまめに呼びかけてくれることによってそのタイミングで呼吸ができるようになります。

そうすると、体の伸びや力の入り方が全然違うんです。

伸ばしたい部分に呼吸を届けるイメージ

このイメージがとっても大切だったのです。

ガチガチで全く伸びない、筋肉がなくてまったく踏ん張れないからだは「呼吸」を意識したストレッチにより驚くほど柔らかくなりました。(それでも普通の人よりは硬いですが・・・)

股関節に呼吸を届ける、体側に呼吸を届ける、肩甲骨に呼吸を届ける。

この3点を意識することにより、劇的に動けて、汗がかけて、痩せやすい体になりました。

体の悲鳴に耳を傾けられるようになった「こころ」

ヨガに通うまでの私は、私の体を置き去りにしていました。

ストレスを解消するために濃い酒をガバガバ飲む、好きなゲームや本を読んで心が満たされるのであれば夜更かししても構わないなど、いつのまにか「心が最優先」の価値観が出来上がっていたのです。

でも、心と体はセットですよね。

そんな当たり前で一番大切なことがいつの間にか見えなくなってしまっていました。

心と体のどちらかだけを優先的に配慮した価値観はそのまま私の贅肉へとつながっていたのだと思います。

破裂しそうな体を見た私の心が傷つき、体を配慮(ダイエット)するようになり、体のあちこちに負担がかかっていることを見つけらるようになりました。

油のきつい食べ物によって出来上がった荒れた腸内環境、二日酔いによるぼんやりした頭、階段の上り下りに痛む膝・・・。

これは、心を満たしてストレスを解消することを最優先事項にすることを選択した結果です。

ストレス解消や、心を満たす行動ももちろん大切です。

今でもお酒は飲むし、夜更かしして本を読んだりゲームをしたりします。

でも、ちゃんと「これ以上はだめ」「今日の飲み会は行かないほうがいい」「ゲームやりたいけど寝ないと体がつらい」という体に配慮した行動がとれるようになりました。

満たしたい気持ちを少し落ち着かせて、体を休める選択が自然と身についていったのです。

選択の大切さ

体の声をきいて体に配慮をした行動を選択できるようになってから、心にさらに良い変化が起きました。

例えばどうしても気分的にヨガに行けない、前日残業しすぎてとても明日起きれる気がしない・・・そんな時、奮い立たせて無理やりヨガに行くということをしなくなりました。

以前の私だったら「また行けなかった。だめだ」と自己嫌悪に陥っていたと思います。

でも、ヨガを始めて自分の体に向き合うことができるようになった私は、心への向き合い方も上手になっていました。

「行けなかったんじゃない、行かなかった。今日は自分の体を休めることを私は選択した

できなかったのではない、やらないことを自分が選んだと前向きに受け止めることができるようになったのです。

そうすれば、思いっきり休めますよね?

罪悪感を背負いながら行けなかった行けなかったと1日中思うのではなく、「今日は私は何もしないことを選択した。だからなにもしない」
堂々と何もしない1日を過ごせます。

まとめ

◎今日のまとめ

心と体はバラバラじゃない。
心だけを優先的に配慮すると、体が悲鳴を上げる。

できないのではなくやらないことを「選択する」習慣を身に付ける。

私が好きな安野モヨコさんの作品で『脂肪と言う名の服を着て』という作品があります。

痩せている=美しい=幸せという幻想に支配されて拒食症になってしまうおなしです。

随分昔に読んだ作品なので正確な節回しまでは覚えていませんが、
「だってあのこ心がデブだもん」という台詞が出てきました。

心がデブ、体を置き去りにして心にばかり目を向けていた私はまさに「心がデブ」だったのかもしれません。

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