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#5 虐待であると気づかされたとき

「ぴいさん。
ぴいさんが受けてきたのは、
身体的虐待だし、精神的虐待だし、ネグレクトだよ。」

カウンセラーの方が、認めてくれた。
その時、早くそう認めてほしかったと思う自分がいた。

でも、テレビで度々報道されるような、そんな酷い「虐待」ではないと信じたい自分がいた。

人は「言葉」として与えられると、安心して、混乱して、そしてなぜか、むかし流せなくて溜まっていた涙があふれてきて、じゃあどうすればいいというの、と怒りのようなものもこみあげてくる。

大学生になってやっと、やっと、虐待を受けてきたことに気づいた。

虐待って小さい子どもたちだけが対象ではないです。
私みたいに、社会から気づかれずに生き延びてしまった人がいます。

そして後遺症に苦しんでいます。
なぜか自分から、生きづらい道を選んでしまいます。
幸せになる資格などない、生きてていいのだろうか、と思ってしまいます。

小さいころから施設にいた方がよかったのだろうか、と思ってしまいます。
でも施設に入っていたら親と離れなくてはいけなかったはず・・・
どんなにひどいことをされたとしても、親と離れたくない、と思ってしまう自分がいました。

私自身、もう既にいろいろな精神疾患を持っていると思います。
闘病しながら、ゆっくりと、前向きに、残りの人生、生きていきたいです。

虐待サバイバーの気持ち、すこしずつ、綴っていきたいと思います。

ぴい。


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ぴい
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