半分いなくて、半分いる。

私は、自己完結が苦手である。
自分で解決しないと！と思うのに、誰かに言いたくてたまらない。そしてアドバイスはいらないから聞いてほしいだけという、厄介な奴。

私は、おひとりさまが苦手である。
仲良い人と一緒ならどこへでも行くのに、知らない人たちの集まりにも飛び込めるのに、1人では映画館すら行けない。カフェも苦手。店員さんが話しかけてくるアパレル店も長居できない。元アパレル店員なのに。

「一緒に」が大好きで好きな子とのお揃いは喜ぶくせに、知らない人と一緒になるなら1人で頑張りますで、近づかないでと、ぴしゃり。

にゃんちーにこないだ双子座の神話を簡単に教えてもらった。
双子の片割れが死んでしまい、双子座の半分は神の子でお空の上、半分は人間なのだと。

だから誰かと共有したがるのだと。自分が常に半分いないから、不安定で中性的。ついでに、みんな兄弟みたいになるから友達と恋愛の違いがわからなくなると。

それ、双子座だったんかい。って笑

常に半分いないから、ひとりだと満たされないのだろうか。

と思ったけど、後から考えたら半分神？半分お空の上？

めっちゃ心強くないか？笑

自分がひとりではなくて、空にもうひとりいるのだと思うと、欠けてるけど欠けてない。
欠けてる私はちゃんといるのだと思える。

たぶん私は、これから先もひとりのときは不安定なのだと思う。

ずっと何か欠けたような、
穴のような感覚があるのだけど
空にもうひとりいると思うだけで
最強の味方ができた気分になる。

と、思いましたとさ。