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「嬉しい」と「感謝」を明確に分けたがる息子
こんにちは、ぴぐです。
先日、息子との会話で興味深く思ったことがありました。
それは「嬉しい」と「感謝する」を、息子は自分基準で明確に使い分けているということです。
私の両親から息子へちょっとしたプレゼントを渡す
先月、私の両親からこんな連絡が来ました。
「クリスマスに会えなかったら、〇〇くん(息子)にちょっとしたものをプレゼントしたいんだけど。何が欲しいか聞いてて」
私は、ありがたく気持ちを受け取り、早速息子に尋ねました。
息子は何がいいか、考えているようで……。
息子が「着て行く洋服がない!!」と言っていたので私は「Gパンとかは?」と提案しましたが、即却下されました。
着て行く洋服がない=洋服が欲しい=洋服をもらえると嬉しい
私は、息子が上記のように考えると思っていましたが、実際は違いました。
息子の考える「嬉しい」と「感謝する」
息子に、なぜ洋服は却下なのかを尋ねてみました。
すると、息子からの返事はこうでした。
「洋服や靴を買ってもらったり、プレゼントしてもらえるのは感謝している。でも、それは自分の心が動くほど嬉しいかと言ったらそうじゃない。せっかくプレゼントしてもらえるなら、気持ちがワクワクするような、嬉しい!と感じるものがいい。俺の中で嬉しいと感謝は別物」
私は、イマイチ理解ができず「嬉しい」の意味を調べました。
1 物事が自分の望みどおりになって満足であり、喜ばしい。自分にとってよいことが起き、愉快で、楽しい。
2 相手から受けた行為に感謝しているさま。ありがたい。かたじけない。
goo辞書によると、嬉しいの中に感謝の意味も含まれているようです。
とはいえ、息子の中では洋服=必要なもので「自分の望みどおりのもの」ではないのでしょうね。
息子が欲しかったもの
結局、息子が欲しかったものは“大容量のマグカップ”でした。
めっちゃ哲学的?なことを言っておいて、マグカップ?と少々拍子抜けしましたが、本人はとても喜んでいました。
お茶やミルクティーを注いで飲むのが、毎日の楽しみなのだそう。
私の両親も、息子が欲しかったものをプレゼントできて嬉しそうだったので、結果WIN-WINでした。
息子の発言から思ったこと
今回の「嬉しい」と「感謝する」の一件から思ったことがあります。
それは、私自身年齢を重ねるにつれ、感謝=嬉しいと思い込んでいるということです。
例えば、お歳暮やお土産をいただいたとき。
もちろん、お礼を言いますよね。
とはいえ、正直いうと自分の好みとは違っていることも……。
また、必要ないものをあげると言われて、断れない場合もあると思います。
大人になると、自分の心が動くほど嬉しいかどうかは関係なく、反射的に「ありがとうございます。嬉しいです」と言っているのかもしれません。
自分のことを思って選んでくれた背景を汲み取って、感謝していることに間違いはないんですけどね。
息子の正直すぎる考えが、ちょっと羨ましいなぁと思いつつも、大人になると、また考えも変わるんだろうなぁと思った出来事でした。
着地点の定まらない文章を最後までお読みくださり、ありがとうございました。