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バービー狂女子の3回記録

~前置き~
使い物にならないかもしれない行動記録と所感だが、私には3,4年くらいの間隔で定期的に訪れる”麻薬”のようなビンジ音楽映画にまつわる記録をここに記す。


1回目:8月11日(金・祝)

with Him(Ken)

~Who?~
私の現パートナーの名前略称・愛称は実際バービーの彼氏(役割)である「Ken」氏である。そんな訳で上映数か月前から勝手に盛り上がっていた。主に私だが。これもwith Kenというバービーの”添え物”として始まる物語とリンクしている。

したこと

  • 公開日はちょうど祝日。休日のアラフォー初のTik Tok撮影で盛り上がりながら鑑賞。(Ken氏は完全にお付き人として”やらされ”側)

  • 8月末、わざわざフィギュアを旅先に持ち込み「バービーとケン人形」と過ごす(8月の毎日投稿や本編で連載してきた一連の #バービーとケンの夏休み でご笑覧ください)。

旅先でも夕方5時からのお酒にこだわるBと、早く居酒屋に行きたいK

閑話休題。この日は字幕だったので、男性陣・男性社会を一蹴するバービー&ガールズらの強い英語に心が動いた。英語のシャープな物言いはやっぱり爽快で、この時代に必要なものだ。

この日の個人的な劇中決め台詞(英語)

「Any Woman in charge?」(女性の責任職はいないの?)

Barbie

2回目:8月14日(月)

with Her

~Who?~
私が1年ほどお世話になっているネイリストの同い年女子。ガールズナイトに出かけるような関係でも旧友でもないが、近所も共通し、通っているうちに専門家と客関係から居心地の良い大人の友達感覚へ。

したこと

  • 家と彼女の職場近くの近所で、お互いの有給消化で平日鑑賞。

  • 5月から公開日まで「バービー的ネイルにしたい(継続的に)」という私の希望+彼女の即興力で何度も爪のデザインを更新してくれた。いわば陰なる私の手元プロデューサーである。

この日は吹替で、日本語が醸し出す柔和な女性ことばに心が動いた。
言葉の観点だけで言うと、私は映画の中の”前時代的な女性らしさ(ことばと行動描写)”にときめくことが多い。

この日の個人的な劇中決め台詞(日本語)

「モノを考えるのに、一番いいのは、キッチンテーブル。」

Ruth Handler(マテル社創業者、バービー発案者)

3回目:9月9日(土)追記

with Him(Ken)


~Who?~
キャリア上も大先輩、映画鑑賞にも精通する。1回目と同様、なんと「Ken」氏である。年齢を超えて、仕事の話題も、映画の話題でも盛り上がれる、彼氏にも家族にも担えない役割を最つ数少ない存在。(お世話になってます)

9月に持ち込んでも”バービーデート”が実現したのは私きってのラブコール。ちょうど「近況や情報交換したいな」という秋口のタイミングが重なる幸い。

なぜなら「いつか」を「いつかね」と持ち越さず、「有言したアイデアは即実行」の精神が私なのだ。(長くなるので続きはまた今度)

したこと

  • 朝型/フリーアドレスワーカーで共通するKen氏に「よく仕事をしてる」という銀座のラグジュアリーなタリーズをご指定いただく。ライター業のこと、秋を賑わすイベントのことなど鑑賞前1時間が足りないほど会話

  • 銀座、日比谷は学生時代から親しんだ街なのに、テナントも街並みもどんどん変わり、最近よく出来るセレブなタリーズひとつ、朝からオシャレさにひよる。とはいえ日比谷ミッドタウンは通算鑑賞回数No.1かもしれず、「いつも」感覚でリラックスして鑑賞。

その後の個人的な決め台詞

@Koshi_Ann


私の(私のための)整理

バービーランドはそのまま、ディズニーランドにも置き換えられるかもしれないけれど。

映画を観ている時点から手が勝手に動いてしまうほど、上のような2世界の整理欲が湧いたので、頭と手の体操に書いてみる。

「人間ランド」に書き込める、よしなしごともろもろは映画をヒントに次々思いつくのだが、なぜか「バービーランド」枠の要素は直ぐに思いつかず、ポッカリ開いてしまった。

「アイデアは無限大(なんにだってなれる)」というマテル社バービー人形のコアメッセージがあるのに、自分のアイデアはこんなにも欠如しているのか?と落胆したが、「結末はあるとも限らない(人間の「死」のように)」というもう一つの映画のメッセージにひっぱられているのだろうか。

両世界のブリッジになっているのが「男女平等」というのが、映画を観た私なりの分析。

SNS従事者の1つの過失がきっかけで突如ネガティブな口コミを勃発させたネットミームとニュースを観、先入観から劇場から足を遠のけてしまう人、また、どんな映画においてもこの傾向はあるが「(自分のキャラ的に)この映画じゃないなァ」と、年齢や見た目、キャラで映画と自分とを”仕分け”て足を遠のけてしまう人がいる。

とてももったいない。

バービーランドを観ると、あらゆるこだわりとか固定観念をリフレッシュ(白紙に)させてくれる。これも「バービーランドのカテゴリ」に適合する要素が思いつかない私へのメッセージだと捉えられた。

足を運ぶことに躊躇している人も、誰もが持っている子ども時代のシンプルな感覚に戻り、一度頭を白紙に解放した状態で観てみることをお勧めする。

ケンダムランドの続編希望と自省

映画のタイトルを「バービー」ではなく「ケン/KEN LANDなど」にして話題を掴むこともできたのではと思った。(しかし、バービーの彼氏はあまり認知度がなかったし、日本男子の名前にありがちな「けんたろう」「けんいち」などの愛称「ケン」という映画ではグローバルで誰しもがピンとこないのではないか)。

だから個人的にはアラジンにおける「ジャファーの逆襲」のようにグレタ監督に続編制作してほしい。

観る前からアンチを唱えたり、観た上で薄っぺらな世界観だと評する人も、グレタ監督の力作に「おバカ映画」という日本語で括るのは断じて失礼だといち日本人として憂う。

と言った上で何だが、もちろん「おバカ要素」はちりばめられているので、それがむしろ大好物の私にとってはそれこそが見どころであった。

バービー人形が旧ジェンダー的だとか、実写で取り入れたインクルーシブ性だとかあれこれ書くつもりはないが、私はティーン時代から父親寄りの男性に共感し、今も男性の肩を持つタイプなので、そんな視点から観た。

そして身近なケンに情が湧いてしまった。

いつも脇役扱いにしてごめんよ、ケン。これだけは言える。
誰だって主役になれる。ケンも主役になれる。

所感をつぶやくにもなかなか難しいハッシュタグ「 #映画バービーってTwitter(X)でのっかってみる方も是非。

エンパワメントより反省み深く一番身近なKenへのメモ


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