うなぎが食べたい

育ったところが茨城県牛久市。牛久沼に面した国道沿いには、うなぎ屋さんがたくさんあった。家族で良く食べに行っていた。
私は子供の頃から鰻が大好き。そんな私の様子を見て、父は嬉しそうだった。
小学生の私にハンドドリップでいれたコーヒーを薄めたのを飲ませてくれたのも父だった。贅沢はしないけど、美味しいものが好きな人だ。

就職したのはお江戸日本橋。当時の日本橋はうなぎ屋が多かったので、ランチに良く食べに行った。美國屋に大江戸、そして日本橋高島屋の食堂の5階の方。仕事でお昼を食べそこなった時は、独りで買い物途中のマダムにまざって、うな丼 1,500円。
大江戸の中入れ丼を食べた時は、ずっとお腹が減らなかったっけ。

そして現在はもっぽら生協のうなぎばかり。白焼きは意外と美味しい。
かば焼きの方はなぜか骨が喉に刺さりがち。旅行前に、慈恵医大の耳鼻科で鼻から骨を抜いてもらったのは笑い話だ。
食べに行くのは、金沢八景が多い。昔の人も観光がてら来て食べにきたのかな?と想像するのが楽しい。

なんでこんなにウナギのことをつらつら書いているかって?
それは、知人に蒲焼を贈呈して欲しいという、ファックスが誤って届いたから。
ああ、うな丼が食べたい。

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