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2年ぶりにどうぶつしょうぎ教えてきた

やばい。もうそんなに経つのか。2020年3月のイベントが中止になったのを皮切りに、地元江東区のウィークエンドスクールを始めどうぶつしょうぎの現場が軒並み中止になってきた。自分自身鬱病でこどもの声を複数聞きながら気を配る聖徳太子仕事ができなくなった時期があり暫く知り合いの講師に代わってもらったりで、今回2022年7月、久しぶりに文化センターのお祭り行事で体験会スタッフとして参加した。

面白かった。面白すぎた。面白かったことを一個だけピックアップすると、4歳ぐらいの低年齢の子の反応が一番懐かしく、楽しかった。(とにかくやりたい!おれにやらせろ!)と皆さん血気盛ん。早く駒を触って動かしたくてたまらない。大きいお友だちに負けたらさっきの勢いが激減。全身で泣く子、動きが停止する子、もはや起き上がることもなく寝転んだ姿勢になってしまう子、さまざまだ。共通すると一様に(この現実はいやだ!!!!!!)と全身で訴えていた。

羨ましかった。いいねいいね。感情をストレートに表現する姿勢いいね。表現できずにもう2足歩行の体勢も取れなくなっちゃってるのいいね。当然シールをもらいには来ない。母親に行かせる。

負けが込んだ子は講師がお相手する。今回はどの子も脱落せず、渋々ながらもリベンジ戦をやってくれた。講師はライオンを捕まえることを体験して欲しいので、捕まえてもらう。そうしたらどうだ。今度はわたしのところにすっ飛んできてシールをもらう。みんなニッコニコ。姿勢までピシーっとなっている。

もうこの感情の素直な発露、羨ましくて眩しい!!!!生きるとは、人間とは。大事なものを教えてもらった気がしました。

さて、教え方については、いろいろな方法があると思う。手加減して勝たせてあげることを嫌がる子だっているし、本人のためにならないという説もある。ただ勝敗や格差がつく社会の縮図、の中でも最も入り口にあるといっていいどうぶつしょうぎは、やっぱり勝って楽しい!をまず経験させてあげるのはいいんじゃないかなと改めて思った。

話は突然変わるように見えるが、わたしはDIY系YouTubeと共にお掃除系動画もよく見ている。掃除、整理が苦手で出来ない私がなぜハマってるのか不思議なくらい見てる。わたしは家事は苦手だったけど、勉強やゲームは得意だった。YouTubeを見ていると、いろいろな工夫をしたり、技を使って汚れを攻略するのが、まるでゲームの攻略動画のように見えてとても楽しい。最初からこういうのを見ていたら、学校の勉強が好きだった私も、家事が好きになれたかもしれない。

考えて見ると家事って誰も教えてくれなくないか?教えてくれない上に、母親が器用で私は不器用だったから、手伝ってヘマしたり、雑だったり、下手だったりするとたいてい罵られた。自分はどんくさい、出来ない子だという固定観念が植え付けられていた。

将棋などのゲームを最初に入門したときに、上手に悪手を指摘され続けたら誰だって嫌になるだろう。そのゲームをそれ以上やりたいと思うだろうか?私にとって家事は、それと同じ状態だったんだ!……合点がいった。

最近マニアックな洗剤や手応えありそうな汚れを見たらトキメクようになった。母親は毎晩レンジを掃除してたが、私もそうなってきた。人間って生まれ変われるんだなーっていうか、生まれ変わったわけじゃない。わたしは元々オタク気質で、家事にもオタク要素があれば好きになれたというだけのことだ。趣味、ならできる。趣味だから興味がなくなるとしないだけだ。

憧れのピカールを手に入れたからいい感じに汚いアルミの汚れ取りに挑戦してみた。……取れなかった。ピカールじゃなかったらしい。この汚れの正体はなんだろう?(わくわく)



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